巨大な台船を見た!

c0041039_8172256.jpg 先日、神戸港六甲アイランド東端の岸壁に変なフネが泊っているのに気がついた。遠くから見ると船尾はあるようだが船首楼が見えない変な船に見える。近づいて見ても変な船だが積んでいる貨物が港湾工事用の大型クレーンが乗ったグラブ浚渫船と各種の作業船そして浚渫用の大きなハシケが3隻も乗っている。海外だろうか、何処か遠くの港湾工事を請け負ったマリコンが工事機材一式を巨大な台船に乗せて一括輸送しようといているようだ。
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 なおもぐるっと周りを回ってみると丸い形なので船尾楼と思った場所は船首楼だった。船尾デッキは正に台船、ストンと切れていてないもない。トランサムに「GIANT3 24000TON」と表示されている。24000トン積みの台船なのだ。そして岸壁の少し離れた場所に航洋タイプの大型タグボートが停泊している。これが巨大台船を曳いて外洋を航海するのだろう。そのため、台船ながら高い船首楼があるのだろう。でもそう波きりが良さそうではない。中央にアンカーが2個見えている。埋め立て用のプッシャーバージの船首によく似ている。

c0041039_8182355.jpg 巨大な台船のデッキのあちこちで溶接の火花が見える。バージや作業船を台船のデッキに固定する為の作業だろう。港の中では大きな台船だが太平洋に出れば24000トンの台船でもそう大きくはない。普通の船のように大事な積荷を船内に積み込んでいないのだ。時化で積荷を落としたら大変だ。しっかりと固定しているんだろう。

 ヨットやボートなど小型船なら大型船のデッキ積みで外国にも送れるが、普通の船舶はこのような大型台船に載せるか、動かなければ曳航で、経費が少なく動けば自力で回航してゆくのだろう。

 昔、瀬戸内海で使っていた沿岸用のカーフェリーをフィリピンに回航した話を当時雇われクルーだった人から聞いたことがあった。波静かな内海で運航される船を臨航を取って外洋を回航するのだ。現在の定期船航路のように神戸港から一直線にフィリピンに向かったのではなく、きっと中国の沿岸を航海したのだろうと思うが、それは、それは大変な航海だったと聞かされた。どんなフェリーだったか知らないが、ボクは明石海峡の「たこフェリー」をイメージし、その怖さに納得したものだった。
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by pac3jp | 2007-05-30 08:25 | 特殊船  

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