ライフラフトの救命水と応急医療具

c0041039_9171774.jpg 以前に救命筏(近海用)内に長期保存されている救難食糧を試食を試食してみたが、今度は同じく命をつなぐ飲料水と怪我や体調不良時の応急医療具を今後の参考に貰ってきた。

 飲料水は救命水と表示された500ml入りのポリエチレンのボトルに入っている。これが1人分。6人用の筏なら6本入っている。ヨットを脱出してから発見されるまでこれ1本で過ごさなければならない。
 ボトルの上に飲み口とは見えない「小さいねじり取っ手」が付いていて、それをねじり取るとボトルの口が開く。開口部は1mmもあるだろうか小さな穴だ。飲むには穴にを口に当てボトルを握って押し出すように飲む。確かに貴重な水を節約しながら飲むには最適な方法である。1回10ミリリットルでも可能だ。落としてしまってもどっと流れ出してしまわない。
 ミネラルウオーターと書いてあるが味は製精水のようで無味無臭、有効期限は充填してから5年間。

c0041039_9183779.jpg 応急医療具はOリングで防水したプラスチックケースに薬品のみ入ったもので頭痛薬4、下痢止め1、軟膏薬3、マーキュロクロム1、ワセリンガーゼ3が入っていた。仲間のドクターと薬剤師が論評して「あぁ大したもんは入ってませんね」「頭痛薬は市販の「セデス」と同じ。軟膏はオロナイン軟膏同等、マーキュロは赤チン、でもワセリンガーゼはいいチョイスだね」とおっしゃった。頭痛薬はボルタリンが良いが処方箋がいるし・・・。まぁ越中富山の置き薬ですな!と講評を締めくくった。

 筏で漂流するとフネとは全く違う揺れ方をするのでかなり船酔いに強い人でも酔うらしく、絶対酔い止めは必要だという。また、救命筏に備蓄する医薬品などは酔い止めも含めて自分の主治医と相談して追加したら良いのであって嵩も低いしそう問題ではないだろう。

 だが、フネを脱出して筏で漂流を始めたらもうその中にあるもので生き延びなければならないが、食糧やサバイバルの道具は出来るだけ多いに越したことはない。ボクのご近所さんでライフラフトに乗り移る際に持ち出す衣装ケース大の非常携行パックを作っている方がいらした。彼はシングルハンドなので余裕の容積に追加の荷物も積めそうだが、定員一杯ならそれも出来ない。

 4人用を1人で乗ったら食糧と水は4倍持つよ、ところが4人用は小さいので足を伸ばせられない。少し値段は高いが6人用ならOKだとか。それからライフラフトの中に以前は入っていた釣り道具がなくなった。救難食糧に入っていた「がんばれ!必ず助けがくる」のメッセージペーパーがないとか細々と変更があったよ。など、最近大枚を投じてライフラフトを更新した仲間のヨット乗りが教えてくれるのだ。

 でも、ライフラフトの搭載が義務付けられている国内の近海エリアは小笠原諸島と沖縄・先島諸島があるが、ボクは気象の変化が激しく、難しい航海になりがちな海をクルージングする根性も技術も今や持ち合わせてないなぁ・・・。
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by pac3jp | 2007-05-25 09:23 | ヨットの艤装と艤装品  

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