一般公開の護衛艦を見学する Part3

哨戒ヘリコプターを見る
c0041039_9475670.jpg ヨットハーバーの上空はヘリの指定航路になっているのか朝からバタバタと大きな音で大型ヘリがよく飛んでいる。ボクは今までに遊覧飛行や業務用のヘリは近くで見たことはあったが今回初めて護衛艦「さみだれ」搭載の哨戒ヘリコプター(SH-60J)を真近で見学した。

 護衛艦は高速型の船型なので全長151mでも最大幅が17.4mとかなり狭く、艦尾のヘリ甲板はもう少し狭い。哨戒ヘリの幅は16.4mだから上空からみたらこんなに狭い場所に本当に着艦出来るだろうかと思わないのだろうか。大胆だ!

 ブリッジの士官に聞くとヘリの着艦時は風上に対して30度くらいのコースをフィンスタビザイラーが効く微速で艦を航行させるという。ヘリは艦尾のデッキに着艦するとヘリの底から出ているシャフトをベアートラップという装置でしっかりと挟み込み固定する。強風で波が高くフネの動揺が大きいときはヘリからワイヤーを下ろし、デッキに固定し、推力と牽引力のバランスを取りながら着艦するそうだが、かなり難しそうだね。
 ちなみに飛行甲板の広い輸送艦「おおすみ」などには陸上と同じようにらくらくと着艦できるそうだ。

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 ヘリの周りを見ていると右舷にロケットのような物が付いている。なんですか?と質問すると普通の服を着たオジさんが「磁気センサー(1)や、これをヘリで150mも引っ張って飛ぶんやでぇ」と教えてくれた。これは水中に隠れた潜水艦の磁気に反応するセンサーだ。やけにヘリのことに詳しい。ヘリの搭乗員とかなり専門的な会話をしている。アチコチの装備やセンサーを見ては「えーなぁ~」を連発している。「お仕事なにしてはります?」と聞くと消防ヘリに乗っているとのこと。・・・納得。

 山火事を消したり、事故や災害での人命救助が主目的の消防ヘリは敵に攻撃されることはないのでミサイル警報センサー(2)やチャフ発射機(3)は不要だし、でっかい捜索レーダーもいらない。ましてや短魚雷なんてとんでもない。
 でも、誰もが新車を買うときに思い描く理想のオプションをつけて007並みのスーパーカーにしてみたら・・・と想像する楽しみに浸っていたのかもしれない。

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 ロープが外されヘリに乗っても良いよと言われたので後部ドアから戦術情報処理装置(4)の前に座ってみた。ここで吊り下げソナーやソノブイなど各種センサーを操作しているのだろう。前の操縦コクピットまでずっとレバーやツマミ、ノブがぎっしり詰まった制御部分(5)がある。こんなに要るのかなと思ってしまう。
 副操縦士席(6)に座って前をみると水平儀と速度計は分るがあとは分らない。パイプ座席は狭く座り心地は良くない。こんな場所で長時間緊張する仕事は大変ですわ。ボクはとても出来そうにないなぁ。

 でも、誰でもは出来ないが、平和時に訓練とはいえ潜水艦を狩るゲームを給料を貰ってさせてもらっていると考えたら好きな人にはホント堪らないでしょうね。

c0041039_952211.jpg ヘリの見学を終え、艦内に入ると右のような掲示を見つけた。最近よく新聞などで報道される情報漏えいの防止を図る掲示物だ。艦長ではなく主席幕僚名で掲示してあった。ややこしい国に流出したら大変だ。皆さんしっかりと頼みますよ!
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by pac3jp | 2007-05-23 09:56 | ウオッチング  

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