ドイツ艇「コサノッサ」を訪問する。

c0041039_974379.jpg ビジターバースに停泊している世界周航中のドイツ艇で寿司パーティをするのでと、知人からお呼びがかかった。彼らとは2年前にハウステンボスでお会いしたことがあった。長崎でフネを預けて軽自動車を買い、車で日本一周する予定と聞いていた。今度はヨットに乗って北上してきて久し振りの再会である。

 乗り組んでいるのはドイツ人スキッパーのアンドレアとベネズエラ生まれの美人奥方とのカップルで、もう15年間、4度の世界一周航海をしてきたベテランペアだ。ケープホーンは2度通過してケープホーンアイランドにも上陸してきたと写真をみせてもらった。ちなみに後の2回はパナマキャナルだとおっしゃった。

c0041039_984046.jpg ヨットは船齢18年のフランス製「AMEL MARAMU 47」FRP47フィートケッチ。デッキは一見チーク材が貼ってあるように見えるが、滑り止めの木目模様が付いたプラスチックだ。仲間が「擬木!」やなぁという。デッキのメンテナンスフリーのフランス的合理主義らしい・・・。

 リグの特徴はメインマストから左右に張り出した観音開き用の固定スパーとそれにユニバーサル連結されたポールが左右共に付いていることだ。AMELのヨットはこのリグは標準装備なのか良く同じ物が付いているとフランスヨットに詳しい人が言っていた。オーナーによるとこれを使いジブとジェネカーなどを展開し貿易風帯の殆どを帆走してきたと言っていた。

c0041039_992720.jpg エンジンは長崎でダイヤから換装したMAZDA 3L 67hp。日本では珍しいのでよく聞くと、MAZDAのトラック用ディーゼルエンジンをマリナイズしたものだとのお返事だった。

 彼ら欧米人のロングクルージングの生活で絶対必要な装備はフリーザーだろう。いつも主食の肉が冷凍されて保存されている。その電力は3バンク800Aくらいのバッテリーと充電用の大型のオルタネーターがエンジンの前後に2台装着されていた。ソーラーや風力発電機は装備されてない。どうも風力発電機の方は何故かお気に召さないようだった。
 燃料は700L、清水も700Lのタンクと造水機を装備している。

 センターコックピットには前方ソナーと艇内収納式のバウスラスタのコントローラが見える。ステアリングには小型のオーパイが付いているがこれは微風用でパワーが必要な強風時には大型で強力なオーパイが取って代わる。もう一台あるそうだが付近には見当たらなく応急ティラーを動かす為とかおっしゃていたようだが・・・。そう聞くともうウインドベーンの時代ではないようだね。

c0041039_9121838.jpg ヨットもこれ位の大型になるとセールのコントロールにかなりの腕力がいるが、「これがあるからパワフルである」と電動ウインチハンドルを実演してくれた。この道具はボクのお仲間もお持ちで文句は言わないし頼りになるそうだ。(ちゃんと充電が出来ていればだが)



 色々と、質問すると熱心に説明してくれるが、通訳してくれる仲間によると彼の英語はドイツ訛りが強く早口なので半分も分らない時もあるそうだ。ボクは二人の間でフンフンと適当に解釈している。そんな状況なので燃料系の油水分離器のフィルターを買いたいと言っているのが中々理解できなかった。ドクターの仲間に「貴方はドイツ語出来ないの?」とお聞きすると「ワシの時代は医学用語はもう英語になっとった!」とか。

c0041039_914594.jpg 最後はお友達のパーティヨット「R亭」の主催で大阪名物「お好み焼き」に招待した。だがドイツ人アンドレアは箸を拒否し洋食風のナイフとフォークでお好み焼きを食したのだ。そういえばお寿司もそう食べていた。さすがドイツ人だ!とボクは感心したのだが・・・(^^♪



参考:以前の記事から「電動ウインチハンドル」
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by pac3jp | 2007-05-16 09:22 | ウオッチング  

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