ボルボペンタ・シャフトシール

 二代前に乗っていたヨットのシャフトシールはオイルコットンを使ったグランドパッキンタイプだったので、いつもビルジの量を気にしていた。今のフネはボルボペンタ純正シャフトシールで全く水漏れがなく大変気に入っているが、何事も完璧なものはないのだ。

c0041039_11245239.jpg それは昨年末に上架整備して以来の気になる異音だった。ハーバーを機走で出港し、セーリングを始めたり目的地に着いたときはエンジンを停止する。その後エンジンを再始動して機走しだすと、シャフト付近から擦れるような小さい音が出る。最初はカットラスベアリングとシャフトの摩擦音かと疑っていた。周りの皆さんのご意見ではエンジンマウントのへたりによる軸の偏芯からくる異音か、とも指摘された。この場合はギヤーBOXとシャフトをつなぐカップリングを外すとすぐに分るという。でも、シャフトを手で回すと軽く回るのでその恐れは少ない。

 さて、上架しょうか、どうするかと思案していたがいつもお世話になっているメカニックにフネを持っていって見てもらうことにした。
 さすがプロのお見立てだ。 音の原因はすぐ分った。ボルボペンタのシャフトシールの音だった。シャフトとシールの隙間からスプレーグリースを注入しブーツのエアー抜きをすると音は出なくなった。かんたんな処置で悩みは解決したが、元の原因は不明だ。今回直接の原因は上架によるシールのエアー噛みだろうが、新艇の進水から10数回も上架はしてきたのにそんな現象は今まで起きなかった。でも一昨年にシャフトシールを新品に交換した。その後初めての上架だったので以前にビルダーが装着したのと同様の状態には出来ていなかったとか原因は色々あるのかも・・・。

c0041039_11271235.jpg やや遅きに失してはいるが、念のためエンジンマニュアルを開いてみると「進水後はシャフトシールのエアー抜きと防水グリースの圧入」を指定してある。そして重要として500時間/運転毎又は5年毎に必ず交換するように書いてある。決して安くはないパーツを500時間で交換とはチト辛いが「エンジン命」のクルージングボートになってしまったのでこれも仕方がないか。

 リカバリー後、30時間くらい運転しているが異音も出ないし水漏れもない。これでやっと安心して瀬戸内「機帆走の旅」も出来るというもんだ。
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by pac3jp | 2007-05-14 11:32 | ヨットの艤装と艤装品  

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