GWクルージングの教訓?
長めのクルージングではエンジントラブルや大小の座礁ばなしが付きものだが今回は仲間の誰もが座礁はしなかったようだ。その代わりではないが、近くのマリーナに所属するヨットが大三島付近で座礁し、「118」で海上保安庁に救援要請して救助され宮浦港に帰ってきた。その後、港内で海保がする海難審判に必要なヨットの性能検証などをつぶさに見て当事者の話も聞き沢山の教訓を得たそうだ。
●まず一番は座礁しても沈没の危険もクルーに怪我もなく自力でなんとか対処できるときは「118」しない事。
陸ではタクシー代わりに気楽に「119」を掛ける人もいるが「118」は後の対応が大変だよ。
●もし、漁船などに救助要請するときは海保に通報しないようにお願いする。
マリーナの海岸近くの砂浜に乗り上げ、自力離礁も可能なのに通りかかった渡船に引き出してもらったらすぐに海保に通報され、調書、海難審判と何度も呼び出されてクサッテいたオーナーがいらした。
●デプスの故障したヨットで初めての海を航海する怖さ。
そのフネのオーナーはそう気にしていないが雇われスキッパーは大緊張。初めての海域は出来るだけ多くの情報があるほうが安全な航海が期待できる。電子チャートに頼りすぎも問題ではあるね。
●他山の石 3件 田辺湾ヨット乗り揚げ事故・女木島東・大三島付近ヨット乗り揚げ事故
そのほかヨット内で感電?したとかエンジンオイルが漏れたとか色々あったようだがクルージングではよくある事で全て想定内の出来事だろう。
5月9日現在、ハーバーの作業ヤードでキールやラダーを修理しているクルージングヨットはいなかった。今年は皆さんとも無事故でGWを楽しんできたようだね。
by pac3jp | 2007-05-11 10:20 | クルージング