フジツボだらけのプロペラ

c0041039_941546.jpg 琵琶湖には船底やプロペラに住むフジツボはいないらしい。
 ボクのご近所に琵琶湖からこちらへ替わってこられたオーナーがいらした。新艇を買って暫く乗っていらしたがお仕事の繁忙期になったのかフネにこられない日が続き、ある日ヨットを出そうと思ってエンジンを掛け、アスターンに入れるとどうもエンジンの回転がおかしい。それでも何とかバースからヨットは出た。今度はギヤーを前進に入れるが全くヨットは前へは進まない。フネは風に押されて流されてゆく。向こう側桟橋のヨットに衝突しそうだ!こりゃたいへん!と、なんとか動くアスターンに入れなおし、そろそろと広い場所に移動する・・・・。
 えらい目にあいましたよと、その時の様子をボクに教えてくれた。

 海水温が上がってシーズン入りした夏前の桟橋ではよくみかける光景だ。運良く?ハーバーパトロールボートが近くに居れば「曳航しましょうか?」と声が掛かるだろう。地獄に仏と「お願いします!」と答えればすぐにサービス桟橋まで曳航してくれる。さすが、お客思いの良心的なサービスだと感心するが後日請求書がしっかりと届く。

 プロペラにフジツボなどが付き汚れてくるとヨットの機走力がぐっと落ちてくる。船体につく1個のフジツボの抵抗よりペラに付く1個の方が艇速に与える影響ははるかに大きいと思っている。

 そんなことからボクはこの時期からはエンジン回転数と速度をチェックして少し遅いと思ったら潜って点検することにしている。こんなキタナイ海で潜るんですかと聞かれることもあるが、視界50cmでもペラの場所は分っている。5回も潜ればペラはキレイになる。予定の巡航速度が出ず燃料も時間も余計に掛かるよりは少々の手間は厭わず、あとあと気分よく航海できる方がずっと良い。

 でも本当はキレイな海で水遊びをしながら船底掃除ができたら一番いいのだが、難点はキレイな海までが遠くそれまでにストレスが溜まってしまうことなのだ。

 誤解のないように言っとくけれど、これはボクのやり方でご近所の皆さんはちゃんとヨットを上架して船体もプロペラもすっかりキレイにしてからお出かけになる。それをご自分でやるのも良いが、専門の業者に依頼するのがマリン業界を支える意味でも一番良いのかもしれないネ。
↑リッチマン向きだが・・・。

以前の記事から:ハーバーパトロールボートに助けてもらったら・・・
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by pac3jp | 2007-04-30 09:47 | ウオッチング  

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