巡視船「せっつ」の搭載艇

c0041039_913451.jpg 昔から伝馬をみれば親船が分ると言われてきたそうだが、それだけ搭載されているボートには親船の性格が凝縮されているようだ。
先日、ハーバーの桟橋に年季の入った無骨なボートが泊っていた。巡視船の搭載艇である。本船は「PHL07 せっつ 」(総トン数 3100トン)で、五管所属の大型巡視船だ。神戸港を定係港にしている。

 艇名は「PLH07-M2」6m位のFRP製だ。防舷材を張り巡らした船体は頑丈そうでコックピットは深く、船室の出入り口はアルミの水密ドアのようだ。エンジンは1基で救助艇としての安全度が高いウォータージェット推進になっている。船首水線下には衝突にも耐えるようにステンレス鋼板で補強がしてあるのだろう。

c0041039_935883.jpg 外観から見ればはかなり重そうだが、整備中のメカニックによれば20ノットくらいで航行出来るという。そして“せっつ”の「若いネーチャンが回航してきたで!」とおっしゃった。神戸港で見た大型コンテナ船の救命艇も女性の操縦士だったが、「せっつ」のレスキューも女性海上保安官が乗っているのだろうか。

 巡視船の搭載艇はいつもここのヤマハで整備するという。同型艇がエンジン換装の為に工場で作業中だった。ボクはこのフネに助けてもらうような状況にはなりたくないが、沖合いで遭難してしまった人達にはキット頼もしくみえるだろう。

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 ちなみに「せっつ」はジェットボート2隻とカッタータイプの大型オープンボート2隻を両舷に分けて4隻のボートを搭載しているように見える。
 海上での遭難者救助はヘリの仕事みたいに報道されているが、実際は時化た現場でこのボートも大活躍していることだろう。
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by pac3jp | 2007-04-23 09:10 | 海保  

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