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チャイをご馳走になる

 日常生活を潤す嗜好品としての飲み物は色んな物があるが、ボクの場合、飲み物はアルコール系飲料に偏向しているせいか、一般的なお茶やコーヒーなどの飲み物には特に関心も、こだわりもない。そのため少し珍しいものはよく知らない事も多い。
 先日、今年も外洋のロングクルージングを計画している友人のヨットマンを彼のヨットに訪ねると、なにやらオモシロそうなことをしている。化学の実験室にあったような乳鉢を取り出し、数種類の乾燥した種のような物をいれて、ゴリゴリと潰し始めた。チャイ(インド式紅茶)を作るという。
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1.~2.↑画像 グローブ等の香辛料をつぶしている。

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3.茶葉と香辛料を入れたお鍋に水を入れ、充分に煮出す。

4.数分間沸騰を続けてたところでミルクと砂糖を加える。(インド庶民には新鮮な牛乳は高級品だよ。今日は代用品の粉ミルクで作ってみるとのこと)再沸騰したら火を止め少し蒸らしてから濾す。

5.コーヒー用のフィルターで濾しているが粉ミルクのせいか、ろ過に時間が掛かる。普通の茶漉しの方がいいかも。

6.出来上がり

 こういう飲み物は初めて飲んだが、濃いミルクティにしっかりと香辛料の味がついている。砂糖は少なめだったのかそう甘くはなかった。紅茶の飲み方の一つのバリエーションだろうね。それなりの心の準備?があれば感想も何とかなったが、日頃はビールと焼酎しか飲まないので微妙なお茶を味わう感覚が衰えてしまっているのを感じたのみ。

 彼のフネではロングライフ牛乳で作るカッテージチーズの試食もさせて頂いた。つい先日はカッテージチーズが入った少しすっぱいスパゲッティもご馳走になった。いつ行ってもボクの奥さんが作るような普通のお料理は作ってない。まぁ、男の料理なんだろうが、単調な食事になりがちなクルージング中のレシピを考えているのかもしれないね。

 帰ってから調べてみると以下のような解説が見つかった。

標準的なチャイは庶民的なもので、一般的に鍋ややかんにより少量の水で紅茶を煮出し、大量のミルクを足して更に煮出し、大量の砂糖であらかじめ味付けする。 この飲み方は、イギリス植民地時代にインドで作られた紅茶のうち、良いものは全てイギリスに送られ、インド庶民には商品にならない紅茶の葉だけが残された事による。ダストティーと呼ばれる、細かいほこりのような紅茶の葉を、美味しく飲む方法として作られた。 それゆえ良い紅茶の葉でいれると、美味しいチャイを作る事はできない。あくまで低品質の紅茶で、ほこりのように細かくなっている物だけを使って、それを煮出すことで美味しいチャイになるという。


今回ご馳走になったのは香辛料を使っているのでマサーラー・チャーイというチャイのようだった。

 インド料理といえばボクも大分前にチャパティというカレー味の薄いパンをヨットで作ってみたことがある。小麦粉を捏ねて割りに簡単に出来たように記憶している。まだレシピはヨットのどこかにあるはずだ。今年は正月から大阪の粉モンをずっと食してきたが、今度はインドの粉モンでも作ってみるか!

by pac3jp | 2007-03-30 09:57 | 音楽・パーティ  

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