オーストラリア艇「セ・シ・ボン」を訪問する

 昨年からよくオーストラリアのヨットがここを訪れてくる。1月から2隻目だ。仲間の一人が北港ヨットハーバーでカニ鍋を一緒にしたとかでビジターバースの「セ・シ・ボン」に声をかけた。彼らの日本滞在も大分長くなり、冬の間は瀬戸内海をあちこちクルージングしているようで、ここの入るまでに鞆の浦、高松、牛窓、木場と回ってきたとおっしゃている。

c0041039_9304253.jpg フネはドイツ製、船齢20年の42フィートスチールヨットである。北欧産ヨットなのでフルドジャーを装備している。マストに二本の長いジェネカーポールを持っている。エンジンはボルボ60PS、燃料も清水も各600リットル。電気は大き目のオルタネーター2台とソーラーパネル(50W×4)でまかなう。調理はプロパンガス。タンクはスターンに30kgくらいの大きなアルミタンクを積んでいる。

c0041039_9315529.jpg ナビゲーションは勿論「C-MAP」で航海用のPCとインターネット用の2台のパソコンがチャートテーブルにある。C-MAPを表示するパソコンはチャートテーブルの上の方にあってコンパニオンウェイから覗けばすぐ見える位置にある。そのためキーボードはテーブルに外付けキーボードが埋め込まれている。面白いアイデアだ。




c0041039_933325.jpg キャビンからコンパニオンウェイの手すりの横にローマ字で書いた日本語に英語のルビをうったメモが二枚貼り付けてあった。

上には
o hairi kuda sai
o aide kite ure-shi des
chotto matte kuda sai

二枚目は
ja ma.ta
mata ai.ma.sho





 彼らに日本の印象を聞くと日本でのクルージングは楽しいという。治安はいいし勿論、海賊はいない。でもカスタムだけが悩みのタネだと皆さんおっしゃる。外人でも飛行機で入国すれば車でどこへでも行けるのに、ヨットで入国すると隣の港に移動するのもいちいちカスタムに申請し、担当官がヨットまできて検査するという。最近はテロ関連でぐっと厳しくなったらしい。大型の外国船の入国管理の方法をプライベートのクルージングヨットにまで適用しているのだろう。その結果、日本のクルージングヨットが外国に行くと報復なのか、日本と同じように規制されるらしい。マイボートで外国に渡る時代になってきて、世界の海も狭くなってきたのだ。テロリストには有効だが時代遅れの法律だね。

c0041039_9363696.jpg 彼らにこれからの予定を尋ねると、北へ向かってアラスカ→カナダ→北アメリカ→南アメリカ→ホーン岬を回り大西洋へでるとか。クルージング予定は15年間だって!!
故郷に帰ることは目的ではなく、どこで死んでもかまわないとおっしゃる。ボクら日本人と移民の国の住人とは大分考え方も違うなと感じたことであった。
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by pac3jp | 2007-03-14 09:39 | ウオッチング  

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