自作のハードドジャー

 ヨットの楽しみ方を大きくレース派、クルージング派などジャンル分けすると自作派に属していそうなヨットマンは結構多い。近場のクルージング先で出会ったヨットでハル以外これ全て自作といった個性的なフネもいた。個性的過ぎてなにやら可笑しいヨットに出会ったこともあった。 まぁ、趣味の世界なので周りに迷惑さえ掛けなければなんでもOKなんですけどネ。
 比較的ドジャーは自作で取り組みやすいのか塩ビのパイプをフレームに使っていたヨットなど時々近くで見掛けることがある。

c0041039_1103673.jpg この間、自艇の木製ハードドジャーを熱心に作っているヨットマンがいらした。彼のヨットはヤマハ30Cだ。
 折角作るのだから出来るだけ大きいドジャーの方が風雨からクルーを守るのに都合が良い。でもこのヨットの設計者はそんな配慮はしていなかった。トラベラーがコクピットの前の方に付いていて、メンシートが邪魔してドジャーの庇が延ばせない。そんな事情もあってか大きさはコンパニオンハッチのカバーがメインになってしまっている。

 製作中に拝見すると材料は近所のホームセンターで調達されたベニヤ板である。作業も中々手際がいい。現場合わせで部材を取り付け、後からさっさと仕上げてゆく。仕事振りは早そうだ。塗料もデッキの色と合っている。偶然同じ色がホームセンターに有ったそうだ。
 ヨットの艤装にうるさいヨット乗りはあんな材料では「耐航性はないで!」とかおっしゃっているが、まあ大阪湾で乗る分ではそう問題はない。

c0041039_117401.jpg 大波がぶちあたっても怪我さえしなければ復旧費用は安い。ドジャーは余り頑丈に造ってしまっても大波が打ち込んだとき船体にダメージが生じるので駄目だとか聞いている。その点、このオーナーさんが選んだアクリル板は「加工が大変だからカッターナイフで切れるもの」なので材料選択はOKといえるかも。


 先週、そのヨットを見かけるとハードドジャーにアクリルの窓がちゃんと入って完成していた。塗装もぴったりでデッキのカーブにあわせたドジャー天板のデザインが中々格好よく収まっていた。
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by pac3jp | 2007-03-07 11:09 | ヨットの艤装と艤装品  

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