ヨットのハードドジャー

 今や輸入される大小のクルージングヨットにソフトドジャーは標準装備になってきた感があるが、その性能についてはビルダーによってかなり差がある。勿論ヨットのブランドそしてグレードや価格によっても耐久性や使い勝手も大いに違ってくるようだ。
 でもハードドジャーとなると外国製のプロダクションヨットも大型艇以外では少ない。中・小型のヨットにハードドジャーを装備したフネは小回りの効く国内のヨットビルダーがオプションで装着したり、オーナーが自作して取り付けたりしているのが目立つ。

 天気が悪いときにコクピットをすっぽりと覆ってくれるドジャーは有りがたい。それがしっかりとした構造のハードドジャーだともっと頼りになる。ハードドジャーを装備したヨットは多いだろうが、ボクが見かけたの幾つかの画像を見てみよう。
c0041039_10431158.jpg
 上の画像はスライドハッチの上部のみを覆うFRP製ハードドジャーだ。左はシーワード25、ドジャーの庇はコンパニオンウエイまではある。右はアルバトロッサー24の新艇だ。ドジャーの屋根にメインシートの支点が付いている。マストからのコントロールロープは専用の隙間からコックピットに引かれている。最初から一体でデザインされているので収まりもよい。
c0041039_10432727.jpg

 上の画像はロングクルージング仕様のハードドジャーだ。左は少し画像は小さいが、岡崎造船の37fだったかな?壱岐でお会いした。一目見てもう完璧なクルージングヨットになっているので、さすがと思った。当然立派なハードドジャーが装備されていた。 
 右のモノクロ画像は単独無寄港世界一周を目指した北海道のリサ号のもので航海記の写真をお借りした。ハードドジャーはファースト40に取り付けられた。フロントの曲面ガラスはモーターボートのものを流用し、側面の窓は強化ポリカーボネイトを使い全体をFRPで成型されたそうだ。そして後部にソフトドジャーを追加し、防水カーテンを付けられたそうだ。ホーン岬を回るには充分な寒さ対策が必要だね。だが、強度の問題はあってタスマン海の大嵐で窓枠がひねられ、枠とガラスをガムテープで補強され少し不細工になった画像が出ていた。
c0041039_10435445.jpg

 上の画像はスウェーデン製のHR46のハードドジャーです。しっかりとFRP成型されたハードドジャーに強化ガラスの窓が付いている。マスト回りのコントロールロープから海水が浸入することもなくドライな空間が確保できる。さらに、ステアリングするヘルムスマンまでソフトドジャーがかかっている。マリーナで係留中はコックピット全体が外気からクローズできるようにもなる。
 このヨットビルダーも46f以上からハードドジャーをオプションで付けることが出来るらしい。大型ヨットにビルダーが最初から装備してくるハードドジャーは本当に素晴らしい。

 良いことだらけのハードドジャーだが、ボクから見て最大の欠点はヨットの値段が高すぎることだ。でも宝くじが当たれば充分買えそうだが、一人で乗るには大きすぎるので止めておこうと思っている・・・ (^^♪
[PR]

by pac3jp | 2007-01-31 10:51 | ヨットの艤装と艤装品  

<< 白い嵐(WHITE SQUALL) 重排水量のヨット >>