もし、桟橋から落ちたら! part2

 不幸にして人通りのない桟橋やシングルハンドで航海中に落水してしまった時、トランサムラダーを使って自艇に戻れる仕組みを考えてみたが、クラシックなヨットやトランサムにウインドベーンやその他の艤装品が付いていてラダーそのものが付いてないフネもある。
c0041039_10192398.jpg

 上の図はアウトラダーのヨットに縄梯子を使ってデッキに揚がるシステムである。スターンデッキ付近のライフラインに片方の口が開放されたバックに畳んだ縄梯子を収納し、取り付ける。縄梯子の一端はヨット側のスタンションかなければ付近の適当な場所に取り付けたパッドアイに取る。
 もう一端は引き綱としてウォーターライン位までループに下げ、丈夫なステーや金物に取り付ける。この発想は割合ポピュラーなものだろう。ボクでもそうしようと思うからね。でも実際にやってみての細々したノウハウが必要なこともある。

 海面から縄梯子の引き綱を引くと、バックから縄梯子が降りてくるが、ハシゴのエンドの横木は重めの材料で作り、引き下げた時にハシゴが上手く下がり水中で安定するように作る。また、引き綱には小さなフロートをつけ海面に流しロープが沈まないようにもする。

 桟橋から落水してフネに戻るだけなら1組でも良いが、ヨットが航海中の落水事故に対応するなら両舷にこの装備が必要である。そして時々は落水訓練をして装備の操作に慣れておくことも必要でしょうね。

 もし貴方のヨットで試してみようと思ったとき、縄梯子のロープだけは伸びない高級なロープを選ぶ事をお勧めする。間違ってもホームセンターで売っている安物の3ツ撚りロープは使わないように。ご近所で伸びてしまって登れなかった縄梯子を見たことがあるもんで・・・。

参考:以前の記事 「もし、桟橋から落ちたら!」
[PR]

by pac3jp | 2007-01-24 10:29 | ヨットの艤装と艤装品  

<< ヨットの重さって?「排水量/長さ比」 トイレの故障 >>