プロペラが落ちた!

c0041039_958852.jpg ヤードで整備作業をしている時、ハーバーの沖からゴムボートに曳航されてベネトーの大型ヨットが入ってきた。レース中だったらしく大勢のクルー達が乗っている。ヨットはすぐに上架用桟橋に着けられ早速リフトで上架されてきた。
 皆が船底のプロペラ付近に集まっている。どうも3翼フェザーリングペラを落としてしまったらしい。船底から出たプロペラシャフトのベアリングブラケットすぐ後ろにあるはずのプロペラはロックナットと共に影も形もない。ピンが外れてナットが緩み、ペラが脱落したようだ。
 クルーにお聞きすると、それは1レースが終わり2レースが始まるまでの間にレース海面を機走で移動中に起こったそうで、コトッと音がして推進力がなくなってしまったそうだ。

 プロペラの復旧工事は一番最初に駆けつけた業者がシャフトの採寸をしていたのでその仕事は彼が獲得したようだ。クルーたちは丁度、整備中の48fの3翼フォールディングを見ながら従来の3翼フェザーリングか、あるいは2翼のフェーザーリングか、アスターンの効き具合はとワイワイと議論していた。どちらにしてもこのサイズのプロペラは結構高いのだ。オーナーは痛い出費だね。まったく同情する。

 ボクも長い間フネに乗っているが自分が乗っているフネがプロペラをなくしたのはたった1回きりだ。それは昔、海技免許の教習艇で起こった。大阪の淀川河口で16fのランナバウトの練習中だった。滑走中に突然ボートの推進力がなくなり止まってしまった。教官がペラが落ちてしまった!と言っていた。まだ携帯電話がない時代だったのでどうして連絡したのかよく覚えてないが、僚艇に曳かれて桟橋へ帰ったことがあった。 それ以来、自前のペラも落とした事はない。でもずっと前に乗っていたヨコヤマ30で突然プロペラの推力がなくなりエンジンがブンブンと空回りしてしまったことがあった。てっきりペラを落としたと思っていたがよく見るとSUSのプロペラシャフトが折れていた。

 以前にお隣にいたオセアニス40もハーバー入港前に落としてしまったと聞いていたし、またご近所にもペラを落としたヨットがいて、オーナーはいつも予備のペラを用意していると言っていた。
 普通プロペラを落とすと回収不能の場合が多いがボクの友人はプロペラは勿論ほとんどのパーツを海底から回収してそれを再装着してクルージング先から帰ってきた剛の者がいる。それは幾つものラッキーに恵まれたが、チョットしたギネス?ものでもある。

 プロペラの回転方向の関係で落ちやすいヨットはあるようだが全てがそうではないので整備状態や点検の頻度にも関係はありそうだ。
 でも、なかったら非常に困るパーツなのでいつもしっかりと点検するか、さもなくば予備のプロペラとダイビングセットを用意していたほうがいいかもね。
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by pac3jp | 2006-12-15 10:06 | ウオッチング  

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