クルージング3日目 コックのこと

 今日も快晴だ。錨をあげ0630に出港する。和歌浦湾は北東が7~8ノット吹いている。雑賀埼を越えると風は上がり陸風15ノット前後のアビームで絶好セーリング日和になってきた。

c0041039_13324890.jpg 今回のクルージングは新人のコックが乗っている。いま彼女はギャレーで皆の朝食のサンドイッチを作っている。波は小さいが少しヒールしてきた。彼女の保護者が心配して包丁を仕舞えとか指図している。旨そうな玉子焼きの匂いがしてきた。そしてパンの焼ける匂いも・・・。やがてケチャップをたっぷり付けたタマゴサンドイッチとコーンスープのカラノ七世定番の朝食がコクピットに上がって来た。
 夏のクルージングでは別のクルーが食当をやってくれたが、彼のより今回の新人コックのサンドイッチは丁寧で時間は掛かるがまぁ美味しい。

 絶好のセーリングも加太瀬戸に入る頃には風が落ちてしまい、メンセールだけの機帆走で大阪湾を北に向かう。朝の仕事が終わったコックはキャビンで寝てしまった。でも保護者は彼女に関空が見えたとか、珍しい船が通ったとか、言って世話を焼いている。

 3日間のクルージングで作る食事は朝食サンドイッチ3食分+昼食3食分×3人の合計18食だ。航海中の昼食はカップ麺が主なので簡単だったが無事コックの責任を果たしてくれた。彼女は小さい頃からよくヨットに来ていたが、いつも船酔いでバケツが放せなかった。今回は風が弱く海が穏かだったのでバケツのお世話にならなかったようだが、良く頑張ったもんだ。

 やがて母港に近づくに従い、気温も上がってきて風は落ち、全く船酔いの心配がなくなってきたらデッキで持参のお菓子を食べ始め、普通の少女の姿に戻ってきた。

 ボクが子育て中は仕事その他で忙しく、子供たちとここまで緊密に接していなかったので羨ましさもあるが、見ていて本当にこの親子は仲が良い。四六時中いつも一緒にいるのだ。
 子供を愛情を持って育てるのは非常に大切だが人間関係の中では節度をもった親子関係が必要なこともまたあるのだが・・・。
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by pac3jp | 2006-11-06 13:37 | クルージング  

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