アンカートラブル解消方法

 真夏の「阿波踊りヨットレース」は有名なレースなのでレーサーは勿論、レースに参加しないヨットまで徳島のケンチョピア・ヨット泊地に集まってくる。ここは川で両岸に多くのヨットやボートが船尾アンカー、槍付けで泊っている。水が濁っているので見えないが水底ではアンカーラインが網のように交差しているのだろう。そこへ何の考えも無くアンカーを打てば無事に上がってくる事自体が奇跡なのだ。

 そんな経験を幾度かすると、アンカーを打つと必ず引っ掛かるので自分のアンカーは入れないで「横抱きしてもらう専門」で行くのだ。と言うヨット乗りも出てくるが、ちょっとおかしいと思う。どこの泊地でも必ず横付けできる岸壁と横抱きさせてくれるフネがいるとは限らない。ちゃんと準備してアンカーを入れれば全く問題なくアンカーは上がってくる筈である。

c0041039_931451.jpg まず、アンカーのクラウン(頭の部分)に引き抜き用のアイが付いているので、そこにアンカーブイ、あるいは双綱のロープをつける。そしてそのロープを引けば大抵の引っ掛かりは外れる。
 でもCQRやブルースにはクラウン部分にそれようのアイが付いているが、何故かボクのダンフォースもどきには付いていない。仕方がないので双綱用に9mmの穴を開けてシャックルを付けるようにした。蛇足だがカタログを調べてみるとダンフォースタイプは本家純正も含めてクラウン部分にはアイはない。日本で売っているコピーはしっかり大きな穴が開いているのにね。

 アンカーブイは狭い漁港では使えないのでボクの場合は双綱をつける。アンカーのクラウン部のアイから10mm×12mロープをアンカーラインに沿って細く短いプラヒモで適当に縛ってゆく。それをアンカーラインと共に入れてゆく。アンカートラブルで錨を揚げる時は双綱を引けば紐は勝手に外れる。
 国産の市販品ではアンカーセイバーと呼ばれる商品もあった。根掛かりが多い磯付近でアンカーを入れて魚を釣る釣りボートなどには絶好だが多少の制約もあるみたいだった。

 少し前に古い英文のクルージングワールド誌から簡単なアンカーセイバーの作り方とその使用方法(下の図)を見つけたので今度試してみようと思っている。その道具は長さ60cmくらいで太さ12mm位の亜鉛めっき、ビニールコーティングをしたワイヤーの両端に18mmのシンブルが付いたアイをつけたものだ。
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 図によると岩に掛かったアンカーチェーンを真上から引き上げ、クリートし、そのアンカーラインにループにしたアンカーセーバーをレスキューラインに付けてアンカーまで沈めてゆく。そして、チェーンを緩め海底に戻す。そうしてからレスキューラインを引き上げる。

 上手くいくかどうかは判らないがクラウンに穴が開いていないダンフォースアンカーの回収にはぴったりだなと思っている。ワイヤーも少し細いがステンレスの古いハリヤードだったらヨットハーバーの片隅に転がっていそうだし、他の部品もコーナンにある。簡単に自作できて、嵩ばらないので非常用備品として保存にも最適だと思うが・・・。
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by pac3jp | 2006-10-27 09:47 | アンカー  

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