西宮浜ボートパーク計画

 先週末、7/28 付けで地元の新聞が「西宮浜ヨット係留の簡易施設利用者反発、移転に難色」と報じた。ボクはこのヨット泊地の近くに勤め先があったので10数年前に新西宮ヨットハーバーへの移転用の仮桟橋が出来た時、そして、阪神大震災で護岸も桟橋も壊れてその後、不法係留と言われながらもいつも桟橋は一杯だった。そんな状況をずっとその外側から見てきた。 
 昔から合法的に係留していた一文字ヨットクラブは甲子園浜に係留施設を建設してもらい移転した。そして、震災で傾いた護岸の補修工事が始まり、今は元通りの護岸に復旧している。
 だが、問題の場所の北護岸は震災後11年にもなるのに今だ復旧も出来ていない。それには不法係留の問題もあるが、その護岸に隣接している用地が港湾用地に指定されていて、県が所有している。建築物は建てられず資材置き場や駐車場になっているので北護岸が傾いても誰も苦情をいう人もいない。役所の職務怠慢かもしれない。

 でも、北護岸が傾いて良かった事もあった。その護岸に面した企業の敷地がどうも僅かだが北へ広がったようだ。確かに護岸が50cm傾けば埋立地全体の地盤は沈下はしたが面積は確かに広がった。

 話しが逸れてしまったが、新聞記事によると「ボートパークの年間使用料が一艇当たり十八万円と、ほかの施設の二倍となったことにオーナー側が反発。水道や電気も使用できない施設への移転に難色を示している。」とある。
 この18万円がどのくらいのサイズのヨットの料金か、だが、県のHP によると登録長7.5mとなっている。例えばLOA9mクラスとすれば新西宮ヨットハーバーの1/3。25fクラスでも半分以下だ。

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 ボクはヨットの係留場所はヨットを安全に係留する施設があり盗難を防ぐ仕掛けがあればいいと思っている。桟橋に電気と水道がきていれば便利だが無くても良い。管理事務所、メンバーズルーム、レストラン、マリンショップもいらない。今でも使っていない。

 料金の設定では 県尼崎港管理事務所は「民間マリーナ(停泊施設)の営業を圧迫しないよう料金設定した」などとし、要望には応じられないとの姿勢を示している。 だが、近隣のマリーナはバブルの前はフィート1万円などといっていたが、バブルで値上がりし、そのままの所も多い。設備の古いマリーナでは標準価格はあるが、交渉しだいでバブル以前の係留価格にしているマリーナもあると聞いている。
役所は民業を圧迫しないように・・・など言っているが経営努力しないマリーナもあるのである程度の価格設定は必要だと思う。

 ボートパークが計画されている海面は本船の航行も殆どないし、漁船もいない。埋立地に囲まれたマリーナ設置に適した静穏な水面だ。不法係留対策で230隻くらいの係留施設の建設だけでは勿体ない。少なくとも2000隻くらいの係留スペースは充分ある。 立派な管理施設は要らないのだ。上架や修理のマリンサービスは既存の新西のを使えば良い。質素な設備でも安くて安心な係留場所を求めているヨット・ボートのオーナーは大勢居る。フネの大きさで制限しているこのボートパークもおかしい。マリンライフをリッチに過ごそうと思っている人は芦屋の高級マリーナのベルポートに、普通のヨットハーバーの便利さが欲しい人は新西宮ヨットハーバーで、係留場所では多少の不便はあっても安い方が良いと思う人にはボートパークでとオーナーに選択できるようにして欲しいもんだと思っている。

参考:阪神南地域プレジャーボート係留施設等整備について(PDFファイル)
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by pac3jp | 2006-08-04 08:55 | ウオッチング  

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