フィン・スタビライザー part2

 プレジャーボートにフィン・スタビライザーを装備しているといえば高級なメガヨットを想像するが、ご近所の32Fのトローラ(GB32)にも装備しているよと、前にもご紹介したが、今回はそのメカニズムを簡単な画像でお見せしたい。
c0041039_9254269.jpg

 システムのメーカーは USA「WESMAR」コンパネには「CPS 1000 GYRO CONTROLLER」と表示してある。
上の画像のうち油圧ポンプ以外の機器はステアリング周辺に配置されている。

 ボクはこういう方面に使われているジャイロスコープに興味があった。見せて頂くと、それはコンパネの裏側に小さな箱に入って収まっていた。ジャイロセンサーは振動センサーなので本体は極小さいが、それは価格相応の立派なBOXに入っているわと、オーナーはおっしゃっていた。
c0041039_9262443.jpg

 フィンスタビライザーの駆動部分はすべてメインキャビン下のエンジンルームにある。油圧ポンプで加圧されたオイルはマニホールドに入り、ここで左右に分配される。画像では左舷のフィン駆動部しか撮ってないが勿論、右舷側にもある。
このスタビライザーのフィンは固定で客船のように船体に収納するタイプではない。従って収納のためのメカはない。

 ついこの間、仲間のヨットオーナーがサントピアマリーナからの回航をお手伝いした。帰ってきてからフィン・スタビライザーはどうやったと聞くと。ヨットくらいのスピードだけどローリングは少なくて良く効いているようだとの返事だ。・・・でもね、と次の言葉が返ってきた。このフネは高級装備のフィン・スタビは付いているけど、オーパイは無かった。

 ヨットのオーパイは安いけど、ボートのオーパイは結構高価なのだ!!やさしいオーナーは奥様とご令嬢が船酔いしないようにまず、ボートの横揺れ防止に資金をつぎ込んだのだろう。舵輪を握るのは自分だ、当分は我慢しようと考えられたのかもしれない。

 また、フィン・スタビを作動させると速度が落ちるかとお聞きすると、変らないとのお返事だ。それより影響が大きかったのはONAN8kwのジェネレーターを積んだときで、約1ノット速度が落ちて巡航9ノットになってしまったらしい。

 200HPディーゼルエンジン1基、半速で巡航9ノット。のんびりと巡航するには充分のスピードである。
[PR]

by pac3jp | 2006-06-16 09:38 | ボート  

<< ヨットのサイズ ビームアンカーを打つ >>