始業点検


c0041039_1045298.jpg 大抵のクルージングヨットには海上でも信頼性が高いと評価されているディーゼルエンジンを搭載している。また、瀬戸内のように風が弱く、潮は速く、本船が頻繁に航行する海域をクルージングしていると、ヨットに搭載された信頼性の高いエンジンが特に頼りになる。
 その信頼性を保証するのが定期的な整備と毎日の点検作業であるとボクは信じている。

 出航前にボクは必ず簡単な始業点検をすることにしている。所要時間は5分ぐらいだ。

1.エンジンオイルの量と色
2.清水冷却水の量
3.オルタネーターのベルトの張りと傷
4.プロペラシャフトの漏水の量
5.エンジンの外観、エンジン下部床の汚れ
6.エンジン始動後の海水冷却水の量と排気の色

 車のマニュアルにも始業点検はするように指示されているが、ボンネットを開けるのは数ヶ月に1回くらいだ。だが、路上で車に故障が起こってもそのリスクは小さい。サービスシステムも完備している。電話1本でJAFが駆けつけてくれる。

 海上ではそうは行かないよ。BANもあるが全ての海域に出動してくれるわけではない。自分でリカバリー出来なければ最悪の場合、「118」に電話し、海上保安庁にお世話にならなくてはならない。不可抗力の場合は仕方がないが、整備不良が原因で救助されたときは後でややこしい事になりかねない。

 最近仲間のヨットと8日間のクルージングに出たが、出航前にエンジンの始業点検をしているヨットは少ないようだ。・・・整備は完璧かもしれないけど。
 確かにエンジンなどの機械装置は始業点検をしたくらいで全ての故障を予防できる訳ではないが、見慣れたエンジンが何時もと違うな、と感じる故障の前兆が判るときもある。

 点検・整備などのメンテナンス作業を保険代に例える人もいる。放っていたらその内に大きな代償を支払わなければならない所は全くその通りだね。
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by pac3jp | 2006-05-12 10:57 | シーマンシップ  

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