落水!!そして救助活動・・・

c0041039_99348.jpg 3月19日(日)低気圧が発達しながら北東に向かい、近畿地方は等高線が混んだ冬型の気圧配置となり、ここ西宮でも強力なブローが吹くお天気だった。
 同じく琵琶湖でも荒天模様のなかレースが行われていた。ボクが以前から懇意にして頂いているオーナーさんからそこで体験した冷たい湖で「クルーの落水から救助」に至るレポートを頂いたので、皆さんの今後の安全なヨットライフのためにお役に立てばと思い以下にご紹介する。


 
 こんな事が有りました。

 第三レースの、下マーク近く、先行するヨットのすぐ後ろで、ジブを揚げて、スピンを降ろしました。しかし、スピンが収納できずにモタついているうち、ジブシートが逃げてしまい、それを取ろうとしたしたクルー(男性30才代)が、突然のヒールに、ライフラインの間からスッと水の中に・・・。

 シートを持っていたので、ほんの数秒は艇についていましたが直ぐに後方数メートルに浮かんでいるのが見えました。
「エンジン掛けて、ジブダウン」後方の艇が、落水者に当たらないか、それとも我艇より先に拾ってくれるかと思いましたが、どの艇もスーーーッと。

 後で聞くと、全然判らなかったそうです。落水後5分くらいで我艇から、浮環の届く処まで近づきました。
しかし私のミスで、モニターロープをほどいて無かった為、うまくゆかず失敗。
その後3.4分で再度やっと浮環を渡せませました。しかし、声ははっきりしているものの、手を離しそうになるのでハラハラしました。

 やっとステップまで引き寄せて、みんなで引き上げました。自力ではとても上がれませんでした。すぐ、みんなの衣類を集めて着替えさせて、ストーブにあたらせてやっと落ち着きました。
その後、帰港して、大津のクルーの家で入浴させて無事に帰宅しました。

 以上我艇の落水事故は、大事に至らなくて助かりました。他にも、相当な苦労をされた艇が有ったようです。
 いずれも大事故にならずに本当に良かったと思います。本日の経験を教訓に、ますます安全ヨットライフを心がけたいと思います。


注1、膨張式ライジャケのボンベのバルブが緩んでいた為70%くらいしか膨れず、浮力が足りませんでした。30%は、空中にガスとなって出ました。

注2、落水者は4~5メートルの浮環までも泳げませんでした。

注3、あのような荒天では、落水事故が起こっていても他艇は「トラブッてるな」くらいにしか判らない。
[PR]

by pac3jp | 2006-03-22 09:24 | シーマンシップ  

<< マリンディーゼルエンジンとOEM クジラに衝突? >>