兵庫運河クルージング

 神戸市や阪神間でお住まいの方も兵庫運河という名前を聞いたことはあるが、どこにあるかまでご存知の人は少ないだろうと思う。
 一方、北海道の小樽運河は観光地としても全国的に有名で、どなたでもご存知だが、運河の大きさから見れば神戸市の兵庫運河が日本で一番大きいらしい。

 この運河のもつ内陸水路の役割りは今も細々とはあるようだが、大方は既に過去の遺物になっている。しかし最近は運河イベントや再開発のニュースも耳にするようになってきた。

 数年前、神戸港からつながる新川運河~兵庫運河をクルージングしたことがあった。運河には防潮用の水門や道路橋、JR和田岬線の鉄橋があり、一番低い橋は満潮時水面上1.2~1.5m位しかない。従って、かなり小型のボートしか通過できない。
 ボク達はヨットに搭載しているインフレータブルボート(アキレス CR295 )の点検と運用練習を兼ねて運河を探検クルージングしてみた。
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 画像の1の場所に母船を係留した。ここからボートを下ろし、まず、新川運河に入る。ここは小型船の船だまりになっている。水門を越えると広いイベント海面がある。さらに水門を出ると、兵庫運河との接合部に出る。ここからは出会船もある。注意して曲がった水路を辿ってゆく。運河沿いに日清製粉の大きな工場があり、2隻の艀から小麦だろうか、ポンプで荷役をやっていた。暫く進むとJR和田岬線の鉄橋に当たる。この鉄橋が低い。橋の構造を見るとかって運河を行き交う船が多かった時代には橋を回転させて船を通していたように見える。

 運河も所どころに幅が広い部分があり、最近まで貯木場だったが、整備されて小型のモーターボートや釣船の係留場所になりつつある。
 工場街の裏庭の運河をなおも進むと、台湾や中国の新幹線も造っている大きな車両工場の船積み岸壁がある。完成した車両はここから台船に積まれて神戸港に回航されるようだ。
 そこから北へ行くと兵庫駅に近い東尻池まで行ける。南に出るとその先は刈藻島に挟まれた水路に出る。ここから西へ行き又、次の運河(新湊川)を北へ進むと阪神高速湊川出口付近まで入れる。カルモの水路は漁港や小型船の造船所や船溜まりがある。
 ここにも護岸に囲まれた貯木場があったが、昨年から神戸カルモマリーナというマリーナ業に衣替えした。(画像2の場所)
そしてここは運河の西側の出入り口でもある。

c0041039_9543188.gif 帰りは又、兵庫運河を戻り中ノ島の南を通り兵庫埠頭と三菱造船の間に出る。ここから神戸港内だ。兵庫埠頭をぐるっと左に回って出発点の中央市場対岸の母船に帰る。
 この運河クルージングエリアに大波はないが、運河の底に沈んだ沈船の破片や朽ちた係船杭がゴムボートに刺さらないかと心配した事と運河の曲がった場所での出会い船が心配だったが概ね楽しく遊べた。

 最近の新聞記事によるとボク達が係留した岸壁がある海面は、近く埋め立てられて新しい中央卸売り市場になるらしい。まだ工事に着工していないようだが要注意。

 もしこのコースを試してみようと思っている人はカルモ島から入って、カルモマリーナに船を預けてからテンダーで出発されたほうが良いかも知れないね。
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by pac3jp | 2006-03-17 09:59 | クルージング  

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