大航海

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 我々の仲間にマレーシアのアンダマン海に面したランカウイのリゾートマリーナに自分のヨットを置いている人がいる。 彼は日本が海の遊びに適さない時期、寒くなってくる12月から春の4月頃まで熱帯のリゾートで暮らしている。

 普通の日本人の感覚では外国のマリンリゾートにヨットを持っていると聞いただけで、すごい豪邸に住むリッチマンを想像するだろうが、彼はそんなにリッチマンではないように見える。春に帰ってきたときの彼の姿は真に現地人、マレー人になっている。日本語を話さなければ誰もがジャパニーズとは思わないだろう。要するに国籍不明風のおっさんである。

 そんな彼と奥さんのお二人でランカウイからシンガポールまで彼らの愛艇ORCA号(HR32)で回航クルージングをすることになった。距離は凡そ直線で450マイル、海賊が出ることで有名なマラッカ海峡も通る予定だ。出航準備も含めて1ヶ月かける彼らの大航海である。

 いま、その航海計画に取り組んでいる。以前にこのコースを逆にしたシンガポールからプーケットへの航海経験はあるが、座礁や、現地人の漁師に取り囲まれ、怖い体験もした。今回は前回の体験も踏まえて万全の航海計画を立てたいと思っているらしい。

 最近、彼らのヨットに装備されているGPSのバックアップ用に地図内蔵のハンディGPSを購入したので、その設定やウェイポイントのインプットなどのアドバイスをした。
 この艇のナビゲーターは奥方である。このキャプテンはどうもGPSやレーダー、パソコンなどの電子機器は苦手のようだ。キャプテンも奥方ナビゲーターと同程度のテクニックは必要だとは思うが、彼女に任せきりだ。確かにGPSがなかった時代も皆さんヨットでクルージングは楽しんできたから出来ないことはないが、もうちょっと面倒な航海術が必要だったヨ。

 ボクは東南アジアの海をヨットでクルージングした経験はないが、聞くところによると、多くのマリーナは外国人が主に使っているので欧米のシステムをとっているようだ。VHFでマリーナを呼ぶ、パイロットボートを呼ぶなど日本のマリーナにないサービスも普通にあると聞いている。
 そんなリゾートマリーナはセキュリティもしっかりしているが、一方、マリーナ以外で錨泊するとき、そこは全くのイスラムの世界である。ボタンの掛け違いでトラブルが発生する恐れもあるが・・・。

まぁ、見た目もすっかりマレー人になりきれる人だから問題はないかもネ。

 彼らの航海はボクから見ても波乱万丈?の航海を想像できる。だが、昨年のインド洋大津波も無事乗り切ってきた猛者でもある。お天気にも恵まれ、この思いが取り越し苦労で終わるような安全で楽しい航海になるように祈っている。
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by pac3jp | 2006-02-15 09:59 | ウオッチング  

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