国際信号旗

 ヨットは港則法では雑種船に分類されている。入出港の届出も不要だ。勿論、港内で信号旗を掲げる義務はない。
 だが、我艇も船舶の端くれとして、ヨット用ではあるが国際信号旗を1式持っている。サイズはヨットの万船飾に使うには丁度良いが、沖で使うのには少々チャチである。

 港則法によれば神戸港では総トン数500トン以上の船舶は運行を開始するときから港の防波堤を超えるまでの間、進路を表示しなければならないと定められている。当然、入港時も指定の信号旗を掲げなくてはならない。

c0041039_9144047.jpg 画像は中突堤から出港する客船のマストを撮ったものだが数字旗の1がはためいているので西航路から出港するのだろう。

 本船の国際信号旗に興味があるので良く注意してみてみると海上交通安全法で航路にしてされている明石海峡や備讃瀬戸航路を直進している船は信号旗を上げていない。航路を横断する船や航路から次の航路へ移る船が指定された信号旗を掲げているのだった。

 明石海峡のたこフェリーは第1代表旗とS旗を掲げて海峡を横断している。水島航路や備讃瀬戸では第1代表旗とP旗やS旗を掲げた本船が走っている。先にクルージングで通過した関門海峡では本航路から分岐する航路が多く、使われる信号旗の数が多いのでボクにはさっぱり分からなかった。

 いまや普通の本船では船間通信は国際VHFを用い、国際信号旗は海上交通安全法や港則法が定める行き先表示が主な目的になっているように思う。航路における方向指示器の役目のようだ。

 ヨットレースはレースの全ての指示が国際信号旗の旗りゅう信号で行われている。従って多少はヨットレースをやったことがあるヨット乗りはレースでよく使われる信号旗は分かるが、レースに使われてない信号旗は「なんだったかなぁ?」と悩んでしまう。
E、H、J、K、R、T、U、W、2代表旗、1、2以外の数字旗に弱い。・・・半分位が弱いわけか。チョット情けない。
 ボクのフネにも昔はコクピットに信号旗のシールが貼ってあったが純クルージングヨットになったしまった今はそれもない。

 シールではないが、100均ショップで何でも見つけてくる友人が国際信号旗が描かれたランチョンマット風のシートをパソコンのカバーに使っていた。ボクも欲しいなと思い探すが、いまだ見つけられない。

 大分前に自衛艦に体験乗艦した時、僚艦と普通の旗りゅう信号での通信デモをやっていた。1字信号は誰でも判りやすいが、国際信号旗も国際信号書があってはじめて通信が可能になるのです。軍用では旗リュウ信号も独特の使い方があったそうで、旧海軍の信号書は機密扱いでその本の表紙は鉛で表装してあって、もしものときは回収されないようになっていた。と、ものの本に書いてあった。

 ヨットでのんびりと穏かな航路を渡っていて、国際信号旗を掲げた本船がすれ違っていったとき、すかさず、昔勉強した海技教本を取り出して調べてみよう。きっと、行き先が判るはずだ。ゲーム感覚でやっても面白そうだね。
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by pac3jp | 2006-02-13 09:21 |  

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