ひと工夫 part2(シルバーシートのお裁縫)

 ヨットハーバー係留されている愛艇は降りそそぐ紫外線でデッキ上の多くの装備が劣化してくる。乗っているクルーの露出している肌のスキンケアはいい加減だが、装備品の劣化は非常に気になる。
 サンブレラなどの耐UV生地を使ってカバーを作るのもいいが、手に入りにくいし価格も高い。そこで、ホームセンターで売っているシルバーシートを使って作るUVカバーの作製例をお見せしたい。

 シルバーシートも二種類売っているが、厚手の方が長持ちして良いと思う。そのままデッキに被せたり、ブームに掛けて日除けに使うのは簡単だが、もうひと工夫してみよう。そして、シートの縫製はミシンを使うが、奥さんのお下がりの家庭用で充分縫うことが出来る。

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 ご近所でコンパニオンウエイ用の小さめのドジャーにカバーを掛けているヨットがある。ドジャーの生地はUVに強いが、透明ビニールの窓は意外にUVに弱く、すぐに曇ってしまい前が見えにくくなる。そんなことからドジャーごとカバーしてしまおうと発想されたのだろう。
 サイズを測り、立体的にシートを裁断し、縫製して、取り付ける箇所を決め、鳩目を打つ。鳩目を打つ場所は3重位に折り返してミシンで縫う。このシートは適当な接着材が見つからないのでボクは縫ってしまっている。最後は細いロープかショックコードでデッキに留める。

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 もう一つは資源のリサイクルである。台風の翌日に近所のテトラポットに引っかかっていたボロだが大き目の発泡スチロールのブイを拾ったので、これで俵フェンダーに作ってみた。市販品もあるが、カバーがUVに弱く、はげてしまうものもあるからね。
まずブイを洗いフジツボなどを落とし、センターに長い穴を明けて、ロープを通す25mmの塩ビのパイプを差し込む。
 ブイの寸法を測り、シルバーシートを裁断する。筒型に縫い、ブイに被せて両端を細いロープで絞り、円筒形になるように整える。
予め作っておいた25mmの塩ビパイプがぴったり入る穴を開けたプラスティックの円盤をパイプに差込み、ソケットで作った部品でシルバーシートを絞り込んだ部分を押さえて両側から固定する。
 後はアクセントと補強を兼ねたナイロンバンドを巻き、バンド同士がずれないようにおのおの縫い付けた。これに艇名等をスプレーしたら出来上がり。

 注意点はプラスティックの円盤だが、ボクはポリエチレンを使ったが、これはUVに弱かった。塩ビかアクリルのようにUVで劣化しにくい材質がいいと思う。

 大型の俵フェンダーは漁港や一般港湾で係留するとき、引き波があったり、カキが一杯付いた岸壁に横付する時にはもってこいですよ。航海中は大きくて邪魔なので、多少不細工だがスターンに括りつけている。
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by pac3jp | 2006-01-27 09:23 | シーマンシップ  

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