オルタネーターの増設を考える(2)

 バッテリーバンクが大きくて標準サイズのオルタネーターでは充分に充電できない場合はより大型のオルタネーターを付けなければならない。出力は同じく、エンジン前部のクランクシャフト直結のプーリーからVベルトで取り出す。

 ちなみに、オルタネーター出力とバッテリー容量の相関は経験則ではあるが、1:2~3が最適だとボクは聞いている。例えば、60Aのオルタネーターは60A×2=120Aのバッテリーの充電に適していて、120A×2=240Aのバッテリーバンクにはオルタネーターの出力が不足であると考える。

 この夏、新艇の回航中にエンジンのクランクシャフトが折れるトラブルを起したヨットが近所に泊まって修理を待っていた。 詳しい内容は聞かなかったが、後付けのオルターネーターのバランスが悪くてブラケットが壊れた事はよくあったが、クランクシャフトまで達する故障が発生したのは初めて聞いた。

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 画像のエンジンはヤンマー2GMである。左右に2台のオルタネーターが付いている。右の白いオルタネーターが高出力のオルタネーターでバルマーの110A これで210A×2本のバッテリーを充電している。ブラケットはオリジナルの物を使っているが、貫通ボルトはオリジナルサイズは破断したのでワンサイズ上の物に取り替えた。勿論、Vベルトは太目のものになっている。

 また、このエンジン上には白いダクトが見えるが、これからブロアでベルトの埃とオルターネーターの熱を排出する。エンジン上の黒いホースは外洋の時化の中を走ると燃料系統にエアー(泡)が入ってしまうがそれを抜く回路だと聞いている。
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 上の画像右はエンジン起動用バッテリー専用のオルタネーターでこれは軽四の中古パーツである。ベルトが車用であるので判る。これには自作のブラケットで固定されている。このアイデアはプーリーとブラケットを加工できる人には安く手に入る車用のオルタネーターで経済的に電源システムを作ることが出来る。

 充電をコントロールするレギュレーターは外付けのタイプを使っている。各オルタネーターの起動から充電のタイミングを調整してエンジンが過負荷にならないように調整している。

 このヨットはかなりの数の電気製品を積んでいるが、航海中に常時、稼動しているのは電子海図のパソコンと家庭用の冷凍冷蔵庫だ。冷凍室にはステーキ肉の塊がいつも一杯入っているそうで、オーナー曰く、肉が一番調理が簡単でおいしいとおっしゃる。そらぁそうだ! フライパンに塩と胡椒があればいつでも美味しくできそうで、ご飯を炊くより簡単で片付けも早い。

 ボクの最近10年間のクルージングでビーフステーキが出たのがたった1回だけある。1998年、山口県の平群島でだった。7年も経ったがよく覚えている。

 僕等のクルージング中の食生活はホント貧しいね・・・。
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by pac3jp | 2005-11-25 09:21 | ヨットの艤装と艤装品  

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