愛媛県 今治港

 いつもの通勤コースに何故か心惹かれるが一度も立ち寄ったことがないお店がいくつかあった。中々行く機会が来ない。 瀬戸内海のクルージングでよく来島海峡を西に東にと通過するが、海峡の東側入り口の今治港がこの付近でボクの心を惹きつける港だった。

 瀬戸内は大昔から人々は船を使って旅をしてきた。神武東征の時代から朝鮮通信使ゆかりの地や北前船で賑わった湊や泊地があちこちにある。今治もその一つだ。来島海峡の入り口にあり、安芸の国と伊予の国を芸予諸島を挟んで結んでいた。今は「しまなみ海道」と称し、大きな橋群で本土とつながっているが、周辺の諸島とはここからフェリーや高速船が頻繁に通っている。

 港の沖を通ると海岸近くに白い天主を持つお城が見える。昔から湊が開けていて、港を中心に発展してきた町だ。高松や長崎の平戸も同様だ。他にも多くあるだろうが、不勉強で他は知らない。ボクたちのクルージングはこのように古くから海運で栄えてきた歴史を持つ港を訪れるのが大好きだ。それも小ぶりの港が良い。今治の沖を通るたびに、この港にフネが着けられたらきっと気に入る居酒屋が近所にありそうだと思っていた。

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 やっと機会が出来て、この夏この港を訪れることが出来た。頻繁に発着するフェリーを避けながら港に近づくと、怪しかったお天気が雷鳴轟き、突風を伴う激しい雷雨になってきた。勝手の判らない港で係留場所を探すが、係留余地は見当たらない。仕方がないので、風下になる4m位はありそうな本船岸壁に着ける事にする。ブローの合間に岸壁に取り付けられたゴムはしごをよじ登り舫いを取る。雷雨は2時間くらい続いた。係留索1本損傷。 ・・・手荒い歓迎を受けた。

 この小さい港で珍しかったのは白と青地の日の丸。税関の旗が上がっていたことだ。税関支署があるのだ。周りを見渡しても外国船はいないのに・・・。多分近くに外貿埠頭があるんだろう。

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 港務所で係留場所を確認し、船たまり西奥の指定された場所に移動する。水深は3m位、スターンアンカーが係留条件だ。双綱をつける。 岸壁に上がると準幹線道路で車の通行も多い。ガソリンスタンドが目の前にあり、料理屋さんもラーメン屋もすぐそこにある。商店街のアーケードが100m位先からずっと続いている。何とも便利な場所である。

 観光名所、とりわけお城が大好きなクルーは後片付けもそこそこに出掛けていってしまった。スキッパーは明日の航海の準備が要る。航海計画を確認し、海図に予定航路を記入する。燃料の補給にタンクローリーを手配し、人間の為にアルコールも補充しなければならない。
観光施設が閉館になる時間になるとお風呂屋さんと居酒屋の情報を持ってクルーが帰ってきた。

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 夕刻、徒歩10分くらいの銭湯に行く。清潔な感じの銭湯だ。年配の人がやけに多いのでなぜ?て、思ったら番台に本日65歳以上は無料と書いてあった。納得。今夜の夕食は銭湯から徒歩3分、お濠に面したおしゃれな炉辺風の居酒屋だ。カップルや家族連れが多い。時間も早いが、のみ助が騒いでいる雰囲気はない。私好みでもある。地魚の刺身、地鶏の焼き鳥を賞味する。

穏かな海、風光明媚な島々、個性豊かな各地の港町。瀬戸内のクルージングは本当に楽しい!!
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by pac3jp | 2005-10-07 08:55 | クルージング  

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