台風準備をする

 台風11号が紀伊半島の南から日本列島を狙って北上している。予報では中部地方から関東方面に上陸かと報じられている。昨年は五月から頻繁に台風が日本各地に上陸したが、今年はまだ四国、近畿地方に上陸したものは一つもない。7月末に1回船固めをしたが、確かに台風のシーズンはこれから始まるのだ。

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 台風が発生し、日本本土に接近しそうな予報が出ると、ヨットの台風対策に出かける。ヨットは浮き桟橋に係留されているので、桟橋から少し離して多めに増し舫いを取る。台風の風ではフェンダーの効果はない。ハルに擦り傷が入ったりライフラインにダメージを受けるだけだ。デッキカバーを外し、ジブファーラーを降ろすか、スピンシートを巻きつけるかは予想進路で決まる。メンセールはカバーの上からロープで固く縛りつける。ブームに振れ止めをする。デッキ上の外せる物は全て艇内に収納した。

フネ側の台風準備が万全でもマリーナ設備に問題があることもよくあった。

 杭係留の浮桟橋でもっとも心配なのは高潮で桟橋が杭から抜けてしまう事だ。昨年の23号台風では多くのマリーナで桟橋や係留艇の被害があった。幸い我々のヨットハーバーに桟橋の被害はなかったが、クルージングで立ち寄った西日本各地のマリーナで良く観察すると、杭を継ぎ足してあったり、杭の頂上付近に大きな傷跡が生々しく残っていたりする。
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 昭和36年9月の第2室戸台風では風速62mの風が吹き、4.1mの高潮が大阪湾を襲った事があった。JR尼崎駅前にその時の潮位の標柱があって、ここでこんなに高い水位になったんだ。と、びっくりした思い出がある。その標柱が再開発の中心に近い駅前に今も有るかどうかは確認していない。

 過去の災害の経験を埋立地の護岸や河口の防潮堤、勿論ヨットハーバーの設計にも生かされているはずだ。神戸港では建設されてから日時が経ち人工島が出来たり、防波堤の構造が変わったり、地震で地盤沈下があったり、造られた当時と周辺の環境が大きく変ってしまっていて、ちょっとした台風でも高潮が港の岸壁を越えて国道が冠水し、通行止めになっている。今度、室戸台風並みの4mクラスの高潮が来たらどうするの?

 港湾施設の新設や保守管理の予算を執行するのはお役人だが、港湾施設の不備や破損で被害を受けるのは一般市民だ。いつもしっかりと彼らの仕事振り見ていて意見を述べよう。

 そして、我々が大事なヨットやボートを預ける先のマリーナとその回りの港湾施設をも含めて、どのような災害に強いか、あるいは弱いか、そして、そのリスクを含めて保管価格が自分にとって妥当かどうかも検証して見るのをいいね。

※上の画像のGB32は記事の内容とは関係ありません。
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by pac3jp | 2005-08-25 15:33 | ウオッチング  

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