バルバス・バウ(球状船首)

 先週末、広島県の福山港でスクラップの積んである岸壁の小型タンカーの横で係留停泊した。 この港はヨットの係留には向かないように思うが、たまにはこのような重工業港に入ってみるのもアドベンチャー的クルージングで面白い。
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 お盆休で港のあちこちの岸壁では多くの小型の貨物船がバウを並べて係留していた。
画像ではマストは6本で4隻のバウが見えるが、まったくの低速船である艀を除き大小の違いはあるが殆どバルバス・バウを持っている。

 バルバスバウは船舶の航行時に船体から発生する造波抵抗を減らす効果があるそうで、1911年にアメリカの造船技師が発明したそうです。 日本では旧海軍の軍艦で最初に採用されたと聞いている。プラモデルで作った戦艦大和も大きなバルバス・バウが付いていた。そして本物はそこにソナーが入っていたそうです。

 瀬戸内海のクルージングでは本船航路の端を航行することも多く、小型貨物船がすぐ近くを追い抜いてゆく時もある。船によって引き波の大きさがかなり違う。引き波は小さく、静かな機関の音だけが聞こえるような船と、同じ速度で走っているのに、ざぁざぁと大きな引き波をたてている船もある。見るからに無駄に燃料を使っているように見えるし、追い越しされるヨットも迷惑している。
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 戦艦大和が造られた広島周辺の海ではおそろしく長いバルバス・バウ?を装備した底引き漁船が操業している。底引き漁船の速度で船首形状がバルバス・バウの効果があるとは思えないが、船頭さんに聞いてみないとその効果の具合は分からない。
漁場に早く行くのに便利なのかな?


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 少し、東に寄った備讃瀬戸ではバルバス・バウは通常の形になっているし大阪湾や播磨灘では漁船にバルバスバウは付いてないように思うが確認はしていない。



 我々の母港の周りには埋め立て用のバージが数十杯も浮いている。これを押すプッシャー(押し船)も1隻で走っている時は大きな引き波を立てている。まぁ、バルバス・バウどころか波きりの良い船首形状もないからこれは無理だな。
辛抱しよう。
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by pac3jp | 2005-08-19 14:42 | 貨物船  

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