屋久島の小さい発電所

 クルージングをしていると、半島や岬の先端ではいつも結構な風が吹いている。
そして良く見ると、山の尾根沿いに風力発電の風車が設置されているのを最近になって良く見る。環境にやさしい自然のエネルギーの有効利用であるが、まだ人々の生活を支える基幹のエネルギー供給源ではない。

 今年4月にクルージングで屋久島に行った。昨年はトカラ列島クルージング中の一時寄港で「首折れサバ」を食べただけだったが、今回は世界遺産の島を観光した。定番の屋久杉の数々、聞いてはいたが行ってみるとその圧倒的な生命力に感動する。そしてその杉が長く生きてきた渓谷。又、渓谷を流れ落ちる豊かな水。
 
 ヨットで島の近くを通ると渓谷を水量豊かに流れ落ちる滝を見る事が出来る。

 自然エネルギーのうち最も古くから人々に使われてきたのは水力だろう。そして、この島は水力発電の電力エネルギーですべて賄われていて、電力は島内で自給自足されている。

 ここは鹿児島県で九州電力の電源供給エリアであるが、6万KWの水力発電所も配電設備も地元の企業と住民団体がほとんどを管理運営している。

 宮浦港のビジターセンターの近くにミニ水力発電所があった。幹線道路沿いのスーパーの駐車場脇にあるが、ガラス張りなのでデモ用かもしれないがしっかりと運転はされていた。

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 上の画像で建物の右側から導水管で水が入り、水車発電機が廻り、手前の川へ放水されている。

 左の画像は発電所の中です。水車と発電機が見える。壁に制御盤が取り付けてあったが、複雑な装置は何もなかった。

 世界遺産に指定されてから屋久島への観光客が多くなり、観光と自然保護の協調をより一層図らなくてはならないようになってきたようだ。

 宮之浦川から登って行く白谷雲水峡では環境保護の為の施設や駐車場、トイレなどに使用する電力はここでも小さい水力発電所で発電されて施設に供給されていた。麓から電柱を立てて電気を送る事もないしディーゼル発電機で排気ガスや騒音を気にしなくて良い。

 水が豊かにある屋久島ならでの素晴らしい発想だと思う。

 屋久島の宮之浦港を出港する時、漁協さんで当地のお水を100リッターばかり頂く。大変美味しかったように思った。
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by pac3jp | 2005-07-09 08:42 | クルージング  

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