神戸港に四代目の新しい大成丸が初入港した!

2014年4月23日(水)晴天微風の神戸港に消防艇の歓迎放水や満船飾のタグ「竜王}に迎えられ午前10時、予定通りに新港第一突堤に入港した。

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先代と比べると全長で34m短く、総トン数で1897トン少ないので大分小さく思えるるが、幅や深さは余り変わらないのでやや太めに見える。でもこの四世から大成丸の訓練内容が「内航船の船員を育成するため」と大きく変わり、主機はかって大型外航船で使われた蒸気タービンから内航用練習船として、内航貨物船などで一般的な主機の中速ディーゼルエンジンが搭載されている。

総トン数:3,990t
全   長:91.28m
幅    :15.50m
深 さ  :9.0m
機   関:4サイクル中速ディーゼル機関 1基
出   力:4,000/3,000 PS/KW
最大速力:16.2 kt
航海速力:14.5 Kt
竣工年月: 2014年4月1日

建造場所:三井造船玉野事業所
船舶所有者:航海訓練所・東京センチュリーリース(株)
※リース会社が共同所有者になっているが航海訓練所が独立行政法人になったのに関係があるのだろうか。
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突堤の先端には歓迎のUW旗が翻っている。以前には余り見なかったがこの頃は流行っているのだろうか。勿論、大成丸のマストにはUW1旗が上がっている。右端の人はUW2旗(入港を歓迎する)を振っている!

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岸壁には近くの幼稚園児が大勢見学に来ている。消防音楽隊の歓迎演奏を奏でている。
ギャラリーはさすがにお暇なシルバー世代が多い・・・。
大成丸は神戸港の常連でいつも一突に停泊していた。日本丸や海王丸ほど人気はない様だが、大成丸で訓練航海をしたというヨット乗りに時々出会うこともあった。

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ブリッジは殆んどの内航貨物船では船尾寄りにあるのを考慮して船体中央部に配置された。
煙突も先代タービン船が必要だった太い排気管は不要で煙突外観は大きいが、排気が必要な太めの主機用、それに3基の750KW発電機用排気管が3本、それに加えて焼却炉用など6本が収納されているという。

新しいライフボートは66人用が2艇と交通艇、訓練艇がある。この端艇甲板の後部は人工木材が張られた木甲板があり運動にも使えるそうだ。

c0041039_17264069.jpg機関室には、4000PSの主機と750KW×3の発電機を搭載している。
主機から減速装置を経て可変ピッチプロペラの組み合わせで中型内航貨物船の平均的な航海速力である15ノットを確保できる。また、750kWの主ディーゼル発電機3基は航海中・停泊中は1基、電力消費の大きい出入港時には2基運転し、船内のあらゆる場所に電力を供給できるし、調理もすべて電気で行う。
 
プロペラは4翼、直径3.50mの可変ピッチプロペラ(CPP)です。プロペラを一定方向に回転させた状態で、翼の角度を変えることにより、前進から後進まで推力を自由に変化させることができる。

シリング舵は従来の舵の2倍の舵角にあたる左右70度まで取ることのできる性能を持った舵です。舵角を70度とすると、船尾を横方向に動かす力が得られるため、バウスラスタを併用すると、船体は横方向に移動することが可能となり、離着岸など微妙な操縦の際に効果的です。(大成丸Webより)
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1981年に建造された先代の大成丸の丸い船尾形状と右舷に取り付けられた予備アンカーが帆船時代からの伝統を感じさせるなぁ・・・。

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最近の船舶の船尾形状はみんなよく似ている。幅が広く垂直のトランサムに屋根つきの船尾係留ウインチスペースがあり雨天や荒天の作業にも安全だ。その屋根の部分が客船並み?の木甲板になってる。ベンチが設置してあり寛ぐ場所に指定されている。てな事はないですよね。

舫いロープはさすがに真っさらなホーサーだ。擦止めのカバーももう消火ホースの再利用などしない専用のカバーがついている。


【参考Web】 独立行政法人 航海訓練所 大成丸
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by pac3jp | 2014-04-25 18:02 | 特殊船  

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