「シー・シェパード」の活動家はどんな人達?

 昨年の2010年1月、日本の「第2昭南丸」と衝突し、沈没した「シー・シェパード」の抗議船「アディ・ギル号」の仕返しだったのか、今年は2月9日から母船に対して特に激しい抗議活動があったので南極海で行われていた日本の調査捕鯨が遂に中止になったようです。

 調査捕鯨中止の報道では色んな裏読みもあり本当のことは良く分りませんが、シー・シェパードの妨害行為はボクから見れば立派な環境テロリストの範疇に入る団体です。そんな団体に参加しているのはどんな人たちだろう? 夏でも南極海は特別に寒い日もあるだろう、大時化の時もあり、流氷が流れる危険な海で妨害活動しているのは、一般的には大柄で逞しい海賊風の男性をイメージしてしまうが、意外と若い女性や中年のおっちゃん風のメンバーもいるという。

 ボランティア・メンバー募集の際「シー・シェパード」がする業務内容の説明は「給与なし、長時間勤務、重労働、危険な職場環境、悪天候多し」と一時日本でも流行った「3K」を遥かに上回る悪条件だが、世界中から「クジラを救いたい」と集まる毎年1000人もの人びとが応募してくるという。「不平不満を言う人、ふかふかのマットレスが好きな人、それに弱虫」は応募しないでいただきたい、というのがシー・シェパードのスタンツだが、中には珍しい体験の出来るアドベンチャーツアーのつもりでやってくる応募者もいるのだろう。

c0041039_5494667.jpg 「シー・シェパード」の抗議母船「スティーブ・アーウィン号」の船上でポーズをとるジョージー・ディックスさん(23)

 ディックスさんは、1月初めに日本の調査捕鯨船と衝突したときなどが最もスリリングだったと語る。「ええ、とんでもなく怖かったわ」とディックスさんは認める。「でもね、人は物事を受け入れていくものよ。あれは、とっても緊張した1日だったわ。とても興奮して、スリリングで、クジラたちを救うためにわたしが実際に何かしているんだって感じたわ」。
「クジラを救うこと、それはわたしが6歳のころからやりたかったことよ」。時化の海は辛いが、ディックスさんは甲板員として、ほとんどの時間を船の清掃に費やしている。

c0041039_5502166.jpg 「シー・シェパード」の2代目抗議船「ゴジラ号」の船上でポーズをとるケビン・マギンティさん(47)。 
 
 ケビン・マギンティさんは、SSの抗議船「ゴジラ」に乗るボランティアだ。 マギンティさんはオーストラリア西部で電気工事の請負業を小さく営んでいる。港に停泊中のSS船舶の電気修理を行ったのがきっかけで、今年の抗議活動に参加したという。「直接行動を戦略とするシー・シェパードは、地上で最も有効な保護団体だと思うね」と語った。だが、3か月にも及ぶことのある活動の過酷な条件には苦笑いする。「無給できつい環境で働きたいなら、ここが絶好の場所だよ」と。

c0041039_5505692.jpg 「シー・シェパード」代表のポール・ワトソン

 日本の調査捕鯨の妨害を指揮した疑いが強いとして傷害容疑などで国際手配中のポール・ワトソン容疑者は「(日本政府の)方針を歓迎する。クジラたちにとっての勝利だ」と述べた。ワトソン容疑者は、クジラの解体や保管をする母船「日新丸」の活動を妨害したことで「彼ら(日本側)には捕鯨活動を中止するしか方法はなかった」として、成果を強調。今季は計3隻の抗議船を派遣したが、来季はさらに1隻を増やす意向という。調査捕鯨には「クジラはとても知的な生き物。クジラを敬い、殺害するのをやめるべきだ」と訴えた。(共同通信)

 経歴は、1977年、国際的な環境保護団体であるグリーンピース (NGO)に所属していたが、抗議の際の非暴力に不満を持ち、脱退してSea Shepherdを設立した。動物から取られた食材(牛乳、チーズなど)を取らない菜食主義であるとし、根拠として大量の植物を必要とする家畜は環境に負荷がかかるという主旨を挙げた。当然だが、鯨肉は食べたことがないと語っている。ただし、その体型は欧米でよく見られる肥満体型で、専門医などは「明らかに動物性たんぱく質と脂質の過大摂取」と診断しており、さらには飲食店で動物性食品を食べている姿を目撃されるなど、本当に菜食主義であるかは疑わしい。(ウィッキペディア) 

冷たさが心地よいある晴れた日、抗議船が氷を砕きながら氷海を進んでいるとき、ナガスクジラとザトウクジラの群れが、急浮上してきたという。「調査捕鯨船が水平線の遠くに見えていて、とても奇妙な瞬間だった」とディックスさんは振り返る。「辺り一帯にあの美しい動物たちがいるのを見て、あの捕鯨船の人びとのクジラに対する考え方と、わたしたちのクジラに対する考えが、まるで異なっていることに気づいて……突然、啓示を受けた瞬間だったわ」

 日本でも年々鯨肉を食べる人が少なくなってきて5000トンも在庫がたまっているという報道もあるが、ボクもこの数年は食したことがない。学校給食にクジラを食べた世代で庶民の食材だと思っていたのにいまや高級食材となり、我家の食卓には殆どやってこない。それに若い世代はクジラに対する郷愁もないし、日本人の鯨食文化に未練はない様だから大規模な母船式の捕鯨はもう限界かもしれないなあ。


【関連記事】:2011年 またも騒がしくなってきた南極海  
【参考Web】:AFPNews「過酷な仕事」覚悟でシー・シェパードに参加する人たち」
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by pac3jp | 2011-02-21 05:55 | ウオッチング  

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