お出かけ用の差し板?

c0041039_1535565.jpg 先日、この時期になると例年、修理ヤードの片隅でせっせと自艇用の木工品の製作などに励んでいた工作志向?のヨットマンに出会った。

 今年は何を作るのだろうと彼のフネを覗くと、かなりくたびれた差し板がコックピットに立てかけてあった。「確か、新しいのを作っていましたね!」と声をかけると、キャビンの奥からまだニスの輝きがある差し板を取り出し、「これですよ!」とちょっと自慢げに見せてくれた。

 使わないのですかとお聞きすると、どうも日常の戸締りには古いモノを使い、近くのハーバーのビジター桟橋で一時係留する時などに新しい差し板を使っているらしい。
 新西宮ヨットハーバーなどのビジター桟橋は横付けが基本なので、通行する人からコクピットが丸見えになる。そこでオーナー氏は積層など苦労して造ったカーブの付いたティラーとしっかりとキャビンテーブルと同系ニスで仕上げた自慢の差し板を見てもらうということなんだろう。

c0041039_15353397.jpg

 合板の差し板は長い間紫外線に晒されると劣化してくるのである程度乗っていると修理や交換の時期が必ずやって来る。木工に興味があるヨットマンだったらこれくらいは自分で作ってみようと思い立つでしょうね。でも、色々考えている内にめんどくさくなってくる。

 上の画像の差し板は数年前、木工にはセミプロ級の腕を持つお仲間のボートマンがなにかの話のついでに彼(この艇のオーナー)の差し板も作ってあげるということになり、「ラッキー!」だと喜んでいた。多分ご自分で作るより随分きれいに仕上がっているとボクは思いましたね。

 日曜日、ビジター桟橋に古いフネ、新しいフネなどいろんなヨットやボートがやってくるが、古くてもきちんと整備されたフネは安心して眺められる。でも舫いが雑でロープの端がバラけていたり、フェンダーが外れそうだったりしているとどうも落ち着かない気分になるなぁ。

 まあ、それは年寄りになってきた証拠ではありますが・・・。


【関連記事】1:もう整備の季節がきた?
【関連記事】2:コンパニオンハッチの差し板
[PR]

by pac3jp | 2010-11-12 15:39 | ヨットの艤装と艤装品  

<< 「棟 梁-堂宮大工の世界-」 クラシックな木造ヨットの修理 >>