神戸大学海事博物館「江戸時代の海路の賑わい」を見学する

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 2010年8月6日(金)深江の神大海事博物館で企画展「江戸時代の海路の賑わい」で当時の海図と海路・道中図などの展示がされて開催されているので見学してきた。昨年、同時期に別の企画展を見学したのだがあれからもう一年だ、時間の経つのは全く早い!

c0041039_1011461.jpg 当日の博物館の来館者はボクを含め3人、記入した名簿の上の欄にはこのジャンルで著名な大先生の名前が記入されていた。そして管理事務所の方から賑やかに談笑する声が聞こえてくる。
 さて、どちらからと算段していると当番?のボランティア・スタッフ氏が「こちらからどうぞ!」とおっしゃる。お喋りをしながら次々と展示物を楽しく見学するが、いつものマイペース見学に馴れた身にはちょっと忙しかったが一通り見学してきた。

 展示のメインは自前の海路図屏風六曲一双の2枚だ。金泥多彩色の華麗な航路図屏風は元禄の頃の作と考えられ、大坂から瀬戸内海・周防・長崎にいたる航路を里程と島々や海岸部のお城や寺社などが描きこまれた素晴らしいものです。とても航海の用に使うものとは違いもっぱら豪華なお部屋の装飾品ですね。

 長崎の町が特に大きく描かれているので長崎にゆかりの深い絵師の作品か、あるいは元禄の頃、大坂から見る長崎は外国に開けた素晴らしく大きな町だというイメージが定着していたのかもしれない。

 その他の展示された海図や航路図の内、数点はペリー来航前後の幕末の作成で、藩が海防の為に作成したものや実際の航海にも使えるように方位と距離が記入された海図、それに仙台藩が自力で建造した洋式帆船「開成丸」の江戸~仙台の実測航跡図もある。その航海も終わりに近づく頃、目的港方向から吹き出す強風の風上航に散々に苦労している航跡が描かれている。

 バーチャルミュージアム「海図」というパソコンと大型モニターで古い海路図を大きく見せる展示があるがどうも解像度がいま一つで地デジで見る鮮明な画像に慣れた目にはもうちょっとはっきりした絵にして欲しいなあと思ってしまう。

 ボクが気になったのは「外国船来航と当時の人々」の展示でケースに入っていた数冊の和漢書で「スループ備方法則」と後の書名は忘れたが面白そうな口絵が描いてある本だった。多分ここの海事科学部の図書館に行けば見せてもらえるはずだが、さて、読めるかな・・・。

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 上の画像は企画展のパンフレットです。クリックすれば大きくなります。
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by pac3jp | 2010-08-08 10:05 | ウオッチング  

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