明石海峡でベンチャー企業が潮流発電を試す

 明石海峡付近でヨット遊びを始めたウン十年前からず~っとこの早い潮流をエネルギーとして使えたら良いのにと思っていた。海保が航路ブイの電源に使う実験をしていたが、航路ブイは海中に浸かった過酷な環境のプロペラからエネルギーを回収するより、殆どメンテナンスフリーで使えるソーラーパネルの方が圧倒的に良かったのでしょう。もうやっていないらしい。でも、大出力発電となると潮流に歩があるのかも知れません。

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 昨日、隣の三木市で潮流発電を研究しているベンチャー企業が明石海峡に面した淡路・岩屋港で発電実験する10Kw×2基のテストプラントを漁船に装着したと報道してた。記事によると形はゴミが絡まないように丸みをおびたFRPのマグロ形で、タービンは長さ6m、直径3mだという。こんな大きなタービンを取り付けた船が入れる深い漁港があるのかなと心配している。推進力がなければ船から伸びたテールにタービンがぶら下がるようになるのか、あるいは中性浮力があり一定の深さに保っているだろうか・・・。

 ノヴァエネルギー社のHPから
簡単な発電システムの説明と今後の計画など

 漁船やブイ装着のアクアタイプの発電原理はノヴァ研究所独自開発のアクアタイプ水流タービンは流速1ノット(0.5m/sec)から回転を始めます。水流から生まれた回転力をテール内に組み込まれたフレキシブルシャフトを通し回転力を90度変換させ水上に設置した発電機を回す構造です。この装置を船舶や漁船、ブイやバージに取り付け発電力を蓄電池に充電します。

 今後の計画 2010年、春に10kw型の潮流発電装置を明石海峡に設置予定。
その後、明石海峡大橋固定型発電装置300kw型を橋脚に設置予定。
2020年までに、東シナ海での海流発電装置2,000kw型を800基設置し160万キロワットの巨大黒潮発電所を実現。

 しかし、同社が説明するマグロタービンとその発電能力がマッチしないという異論もあります。こちら→素人に分りやすい話

 ボクは中々壮大な計画で面白いと思うが、海洋に構造物を建設するにはまだまだ開発を要するテクノロジーも多くどうなるかは夢物語ですね。でも、明石海峡大橋に橋脚固定式の300kwの発電プラントが実現したら大したものです!
 発電プラントの技術面でも大変ですが、海上交通の難所で好漁場でもある明石海峡で工事と発電プラントの運用が出来るまでがもっと大変だと思います。まずは岩屋沖の10kw×2のテストプラントの成功をお祈りいたします。

【参考Web】:株式会社ノヴァエネルギーは海流発電のメーカーです。
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by pac3jp | 2010-06-23 15:13 | ウオッチング  

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