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ヤンマー3YM30エンジンに換装中!

 いつもお世話になっているマリーナのヤードに古いアメリカ製らしいバウスプリットを持つクルージングヨットが上架され修理中だ。下から見るので実際より大きく見えるが、30フィート弱のヨットのようだ。

ヤンマー3YM30エンジンに換装中!_c0041039_16425377.jpg 傍らにオランダから輸入された新品のヤンマー3YMが入った木箱が置いてある・・・。

 このエンジンが欲しいヨットマンはたくさんいると思う。30フィートクラスのヨットはヤンマーの2GMやボルボの2002など18hpクラスのエンジンが搭載されていた。古くなって故障やパワーがいまいちだったりすると、お隣のヨットに搭載された3気筒の高出力エンジンが羨ましくなってくるのだ。同じように単気筒9hpの非力さに愛想を尽かし3発のエンジンに乗せ換えたオーナーもいたという。こんな話はよく聞く。

 数年前、ボクのお仲間艇2隻がそれぞれの理由で2GMから新品の3YMに乗せ換えた。余った2GMを処分するのは大変だろうと思っていたがすぐに引き取り手が現れ難なく処分できたという。
 2GMは古いYAやYSエンジンを今も大事に使っているオーナーが安く手に入る中古の2GMを待っているのだ。それにヨットのエンジンは出入港が出来れば充分だと考えていたビルダーが造った30フィートで1GM搭載などというヨットを買ってしまったオーナーなどが多分?探しているエンジンでもあります。

ヤンマー3YM30エンジンに換装中!_c0041039_16433343.jpg だが、この3YMの換装で出てくる古いエンジンは残念ながらヤンマー2GM ではありませんでした。
 このヨットが活動する潮流の激しい海域にあわせて当時としても大き目のISUZU3気筒エンジンが搭載されていた。 このヨットは確か25~30年位前、船外機仕様ながら太平洋を渡って日本にやって来たとフネだと聞いたように思う。その後オーナーが変わりこの船内機が搭載された。それから計算してもかなり古いエンジンだ。嵩も3YMなど最新型よりも大分大きい。外観も長い間手入れされなかったのかギヤーBOX付近には錆が発生している。分解しないと状態は分らないが補修パーツはもうない可能性もありそう。

 最近のヨット用ディーゼルエンジンはヤンマーとボルボで市場を分けているが、ちょっと前まではこの「いすゞ」を初めヤマハ、クボタ、ミツビシなど小型漁船用のエンジンを転用したヨットもあったし、数年前にマツダを積んでいたドイツ艇もいたなあ。

 ボクはボルボエンジンとの付き合いがずっと長かったけど、「隣の花は赤い!」かも知れないが、ヤンマーの方が良かったように思っている・・・。

by pac3jp | 2010-01-28 16:49 | ヨットの艤装と艤装品  

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