小型の気象レーダー

c0041039_15554230.jpg 西日本高速道路会社が集中豪雨や竜巻などの気象情報を瞬時に把握できる小型気象レーダーを神戸・六甲山など管内で11基設置すると発表したと地元新聞が報道した。

 なぜ高速道路会社がそんな設備がいるのかと思ったが、昨年、10月28日、神戸市灘区の都市河川「都賀川」で遊んでいた子供たちがゲリラ豪雨で突然増水した川原で5人も犠牲になった。河川管理者はなぜ警報を出せなかったのかとマスコミに追求されていたが、市の土木事務所レベルは気象レーダーで雨量の観測などしていないだろう。
 国交省が管理する河川はレーダー雨量計やその他の観測機器でデータは把握されているらしいが局地的なゲリラ豪雨までは予測できないだろう。

 この気象レーダーはアメリカ製のXバンドを使う航空機用なので、小さくて設置も割りに容易だろう。従来の気象レーダーで観測できなかった高度2km以下の雲をピンポイントで位置や動きを観測して6秒おきにデータは更新する能力があり、その数多くの小型気象レーダーをネットワークで繋ぎ高速道路付近の気象が急変した際、迅速に交通情報としてドライバーに発信することが出来る。

 気象レーダーもいろいろあるが近年は異常気象の災害が多くなり空港のダウンバーストや竜巻の発生を観測するレーダーなどが新たに整備されていると聞いている。
 以前にカリブ海のダウンバーストで遭難してしまった帆船の本「白い嵐(WHITE SQUALL)」についてのお話を書いたが、小型の船舶は激しい自然現象に格別に弱く、出来れば避けて通れたらと思ったことだった・・・。

c0041039_1556411.jpg 海上航行中では雨雲が近づいてくるのがよく見える。真っ黒な雲の下に入るとゲリラ豪雨クラスの大粒の雨が降ってくることもあるが、雨だけなら大したことはないが竜巻や雷は怖い。今年の7月、沖縄の久米島の東で竜巻を目撃した。積乱雲の下だったのか黒い雲の下から海面に細い管状のものが垂れ下がってきて海面に着水すると同時に海面から高いしぶきを吹き上がっているのが見えた。天空から次のもう一本の竜巻が降りてきた。二本の竜巻はやがて一緒になり海面から高い水煙が上がっている。こちらに近づいてはなかったのでそう怖くはなかったが、一応セールを下ろし、荒天準備はした。
(右の画像はちょっと見にくいが2本の竜巻がみえる)

 気象レーダーを搭載しているヨットはまずないだろうが、春に見学した海底掘削船「ちきゅう」は持っているような気がする。専門の気象予報士が乗っていて掘削の時期などアドバイスしていると聞いている。テレビの気象予報士のように少々の読み違いでも実害はないのと違ってこちらは莫大な損害がでるのでそれなりに気象情報を収集する各種機材は持っているだろうと想像してみた。
[PR]

by pac3jp | 2009-10-30 16:09 | ウオッチング  

<< '09 航空祭 in ... どこかで見たヨット? >>