サーマルカメラ(赤外線暗視カメラ)は要りませんか?

 先の三連休はハーバーのビジターバースでモーターボートだけのボートショーが開催されていた。豪華ボートは割りに少なく、フィッシングボートの展示が多いように見えた。そして、殆どが試乗可能なので好天にも恵まれ大勢のお客さんで賑わっていた。

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 ボートビルダーは旗が好きですね、桟橋がより賑やかに見えます!!

 陸上の展示ブースは古野電気やマロールなど常連さんの他に今回はプレジャーボート用の赤外線暗視カメラの展示をしている会社があった。アメリカのサーモグラフシステムなどのメーカー、FLIR(フリア)社が製造した「ナビゲーターⅡ」である。デモ機はジョイスティックで操作するリモコンタイプだ。表示装置はfurunoのナビネットのディスプレーに画像を表示させていた。

c0041039_15403353.jpg 作戦中の兵士が使うらしい軍用の暗視装置は映画で見たことはあるが、なぜ、プレジャーボートに暗視カメラが必要なの?と営業マン氏に聞くと、「このサーモカメラをブリッジに設置すれば、日夜を問わず水面に浮いているゴミやさまざまな漂流物、浮標や定置網のブイ、マリーナや港湾などの夜間入港は勿論、他の船舶などを確実に判別できるカメラシステムで、光が全くない夜間はもちろん、激しい雨や多少の霧程度であれば不安を覚えることなく航行できるはずです」そして「最近では岡山のヨットにも設置していただきました!」と、おっしゃる。

 夜間や雨中など視界不良の航行は、遠方ではレーダーが有効だが、目標に夜間接近すればサーチライトの出番である。なにも赤外線カメラの必要はないように思うが、レーダーや目視で確認できない場合もあるのでそれなりの意味はあるのだろう。

パンフレットを読むとサーマルカメラの表示には4つの表示モードがあり、
1.昼間航行モード
2.夜間航行モード
3.落水者救命モード
4.夜間着岸モードがあるという。

 役に立ちそうなのは落水者救命モードと夜間着岸の場面だと思うが、かなり大勢のクルーが乗り組む船でなければ難しそうだなぁ。でも、2倍のズームもついているので防犯カメラ?としては役立ちそうですね。

 そもそも、このサーマルカメラは世界各国の警察やコーストガードなどが落水者を捜索救助する装置として使われているのと同じ仕組みということで、海面と人体の温度差をセンサーが検知しモニターにその画像を表示できる。そしてジャイロと複数のセンサーを使い船が動揺しても目標を連続して表示することも出来るらしい。

 費用対効果は後で考えるにしてもまず価格が問題だが、プレジャーボート用でデモ機と同じ仕様の
●リモコンタイプの「ナビゲーターⅡ」 価格:1,331,759円
 (消費税、送料、取付工賃、モニター含まず)
 となっている。工事を含むと200万円以上はしそうだ。

●固定タイプの「ナビゲーターⅡ」 価格:756,899円
 (消費税、送料、取付工賃、モニター含まず)

 まあ、使用頻度から見ればかなりお高い装備ではありますが、フネの安全装備にお金をかけるのは正当な支出なので決して無駄ではありませんよ、メガヨットなどはもうとっくに装備されていることでしょうね。
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by pac3jp | 2009-10-14 15:44 | ヨットの艤装と艤装品  

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