久米島から200kmも離れた飛び地? 硫黄鳥島

 その島の名を初めて聞いたのは久米島の「久米島自然文化センター」だった。
ホールの壁に大写しした火山島の写真が掲示してあったので、へぇ~、沖縄にも活火山があるのかと思い「近くにある島ですか?」と学芸員さんにお聞きすると、「徳之島の西にあり、ここよりかなり遠いですが沖縄・久米島町に所属している島で現在は無人島です」と説明してくれた。

c0041039_16561285.jpg

 鳥島で調べるとアホウドリで知られる八丈の沖合いにある鳥島が有名だが、久米島近くにも島全体がアメリカの軍事施設「鳥島射爆撃場」となっている鳥島もある。硫黄島というのは薩南諸島にもあり薩摩硫黄島といい、硫黄鳥島は沖縄硫黄島と区別していたという。


Wikipediaによると「硫黄鳥島とは」

奄美群島徳之島の西南西65km、久米島北東約200kmにある無人島。沖縄県最北端に位置する。周囲7.3km、面積2.55平方キロメートル、標高212m。海岸部は高さ100mほどの切り立った海食崖に囲まれている。県内唯一の活火山島で、北側に硫黄岳火山体、南側には三重式火山のグスク火山体がそびえる。

琉球王国の時代には硫黄の採掘が行われ、中国への進貢貿易に用いていた(琉球王国では唯一の硫黄産地だった)。奄美群島が薩摩藩に併合された際、朝貢に支障をきたす恐れがあるため、そのまま琉球王国領として存続した。硫黄採掘は戦後になっても行われており、現在でもその採掘跡を認めることができる。1959年に噴火のおそれがあるとして、全島民が久米島へ移住。1967年にも噴火し、硫黄採掘の従事者も撤退。以降、完全な無人島となっている。

久米島町にある「鳥島」の集落は硫黄鳥島から移住した人々でつくった集落である。


 そう言えばボク達がフネを泊めていた兼城港奥の漁港とは別に、お隣りには沖縄風でない鳥島漁港や鳥島という地名表示もあったなぁ。
 当時、沖縄県には島の住人を集落ごと全部避難させる広い土地は久米島にしかなかったと書いてあったように記憶しているけど・・・。
 今でも広いサトウキビ畑などでその様に感じますね。

(日本一周クルージングに興味がある人に)
 位置は奄美諸島に属しているが沖縄県の最北端となる島なので「日本一周とは」全ての都道府県の行政化にあるエリアを通過することだと定義されていたら硫黄鳥島を回ってくると沖縄島・辺戸岬から100kmも近い所で沖縄県はクリアされるので二日は短くなりますよ!
(秘湯に興味がある人に)
 この島は無人島で港もない。しかし、活火山島なので「端の浜温泉」というのがあり秘湯マニアや釣り人などは海の穏やかな時期にお湯に浸かっているという。勿論、定期船はないので漁船をチャーターするか自前のフネで行かなくてはならないし、上陸はインフレータブルボートが必要。でも徳之島から割合近いので渡るのは比較的容易なのかもしれないね。

 奄美から沖縄のチャートはよく見たのに硫黄鳥島の名前も位置も知らなかったのはボクらの航路が太平洋側だったことも大きいし、まさか奄美諸島に沖縄県に所属する島があるとは思わないもんね、海図に県境など書いてあれば分ったけどなあ・・・。
[PR]

by pac3jp | 2009-08-27 17:09 | 九州・沖縄周航  

<< クラシックヨット「BABA35」 新しいオセアニス34のドジャー >>