日本一周とは?

 先週末、日本一周達成と書かれた横断幕をつけて満船飾風に飾った小型ボートが伴走船と共に賑やかにハーバーに入ってきた。
 到着した桟橋では歓迎のセレモニーでも行われているのだろうか子供たちも含めて大勢の人だかりが出来ている。モーターボートで日本一周は珍しいのでボクもあとでチョット偵察に行ってきた。
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 関西の某大学ヨット部創立75周年記念行事で日本一周のクルージングをしたということだった。使ったボートは降ろしたての新艇「ノルディック・タグ26」でクルーは年配のOBが3人だったという。

 歓迎グループの中に知り合いがいたのでコースをお聞きすると、時計回りで瀬戸内海から関門海峡を抜け日本海を北上、北は津軽海峡を通過し、太平洋岸を南下してきたという。「正確には本州一周ですね!」とは知り合いの言葉。残りのエリアは後々の楽しみに取ってあるのでしょうね。

 クルージングの定番コース上にいると「日本一周中」と表示したフネをよく見かけるが、個人の旅なのでどんなテーマを持とうと勝手だがどのような日本一周のコースを取るんだろうと看板を見ながら考えてしまう。

 「日本一周」の定義はあるのか、有ったとしたらそれがどういうものかも知らないが、ボクが勝手に思うに、まず、47都道府県の内、海に面した都道府県の行政エリアの全てに入る必要はあると思いますね。しかし、無寄港日本一周という手もありますから、日本列島を一本の線で囲んでループを作った中に47都道府県の全てのエリアと沖縄県など長く連なった島々のその一部が含まれた時。但し、小笠原など遠くの離島は除く。と言うことにしますか。

 与論で会った九州のシングルハンダーが「自分は沖縄の南大東島から与那国島に入り、今はボチボチと北に向かっているが、日本一周のヨットマンは南端は鹿児島の屋久島までが多く、沖縄本島までもやってこないし、ましてや先島諸島までやってくるのはごく少ない。日本一周の最西端は与那国島なので、そこを回って完成でしょう」とおっしゃる。
 彼の論理で行くと国境近く、あるいは国境の確定しないの危ない島も含まれるので現実的?ではないですね。

 ちょっと意地悪に貴方は東京都の離島である小笠原・父島には入港しましたか、とお聞きすると「まだ行ってない!」という。

 沖縄の宜野湾マリーナにいたとき小笠原・父島から直接やってきたという長距離志向のヨットもいたが、普通の日本一周クルージングをするカップルたちは毎日こつこつと自分たちの目標に向かって距離を稼いでいく。今年できなかったエリアは来年またやってみよう。そして完璧に自分たちの日本一周を完成しても、だ~れからもご褒美など頂けることはないもんね。

 でも、仲間からの賞賛と羨望はきっとありますよ!
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by pac3jp | 2009-08-14 16:09 | クルージング  

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