タダミさんのタグボート「Red Mini」号

 ハーバーのビジター桟橋では3月のヨットショーに引き続き、4月はフローティング・ボートショーが開かれている。気温も大分上がってきて気分はもう海の季節になってきたようで、お客さんの入りもヨットよりは多そうだ。

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 ボクはモーターボートに興味はないので通り過ぎようとした時、桟橋の端っこに面白そうな赤いタグ風のミニボートが泊っているのに気がついた。ヤマハやヤンマーの商品でないことはすぐに分かった。自作かワンオフのボートだろうと遠くから眺めていたら、どうも前から「KAZI」誌で高橋唯美さんが好みのボートを紹介する連載があって、そこに描かれていた特徴のあるボートイラストになにやら雰囲気が似ているのに気がついた。

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 前日に見学した友人がタダミさんがデザインしたボートだと教えてくれたので「やっぱり」と合点した。ビルダーはどこだろうと思っていると船体に「NJY」と表示があったのでニュージャパンヨットが建造したらしい。前日まで詰めていたタダミさんから12日の日曜は関東のハーバーで同型艇の進水に立ち会うとのメモが張ってあり、タダミさんご本人は不在だった。


 小さなボートなので全部見せてもらってもすぐに終わった。バウには大きなクロスビットが立ち、スターンにも2本の頑丈そうなビットがある。そして煙突がついたクラシックな外観からは小型のディーゼルエンジンをのせ、トコトコと港内を走る小型タグのイメージだ。
 だが、エンジンは115馬力の船外機とトローリングロッドが両舷にセットしてある。船尾船底には滑走するためのプレーニングボードのようなものが見える。鈍足なイメージは停泊中だけで、いざ出動となれば普通のフィッシングボートと同じ機動力を持つ高速フィッシングボートに変身するボートなのだ。

 ブリッジには右舷にステアリングとコンパス・燃料計・速度計・オーパイが、左舷にはレーダー・GPS装置が設置してある。キャビンも小さいながらバウに着替えるスペースがある。アフターデッキからキャビンに入ると右手に手洗いボールがついているので左舷にはトイレがあるのかもしれないが確認を忘れた。

 このサイズのボートで外洋トローリングは無理だが波の立たない内海でクルージングや釣りをして遊ぶのは結構面白いと思うよ。外国製のトローラやタグボートも最近よく輸入されているが、内装が豪華過ぎるので、魚釣で汚してはもったいないと思ってしまう貧乏性のスモールボート派とか、個性的な雰囲気をもつ小型フィシャーマンが欲しい人にはぴったりだと思うがどうでしょう。
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by pac3jp | 2009-04-13 15:53 | ボート  

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