10人用のライフラフト(膨張式救命いかだ)

c0041039_183976.jpg 先日、なにわの海の時空館を見学した折、春季企画展として「船具・船の灯り」という展示をやっていた。

 江戸時代から大坂は「天下の台所」といわれ、物流の大拠点だったので船造りのも盛んで船材や船具をあつかうお店も集中していたという。その伝統は現在でも木津川や安治川沿いで脈々と受け継がれている。そして、その大阪船用品組合の協力で「船具と船灯」をテーマに展示されていた。

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 航海灯も船具も特に興味を引くような物はなかったが、木津川や安治川当たりにライフラフトの関連会社があるのだろうか、藤倉ゴムの10人用ライフラフトが展開されて展示してあった。ライフラフトはケースに入りデッキに設置してあるのはよく見るが、展開してあるのを見る機会は少ない。そばに搭載されている近海用らしい装備品もケースに入って展示してあり、火薬類、食料など有効期限が有るものは全て切れているが、でも細々と随分入っているもんです。

 ラフトのサイズも10人用となるとヨット用など4人・6人用などに比べるとかなり大きい。外観では天幕に反射テープが、その上で丸く輝いているのはダンボールにアルミ泊を貼り付けた軽量なレーダーリフレクターだ。ラフト内の奥にある白く長い袋は装備品の収納袋。前面の入り口には乗降のはしごがある。ラフトの天井高さは傍の子供と比べてお分かりのように大人は立てないと思われる。

c0041039_18371551.jpg ラフトの床をみて「やっぱり最後にはこれがいるのだ!」と思った。英文と数字のモールス符号と「SOS」の“トトト ツーツーツー トトト”が書かれたゴムのシートが貼り付けてあった。
 相手がこちらに気づかず、こちらから相手が見えている時に送るSOS信号は昼間は鏡で、夜はフラッシュライトが有効だろう。
 でも、モールスが何とかうまく打てても相手がそれを理解できるかが問題ではあるが、ピカピカさせるだけでも充分効果はあるはずだ。

 ヨットのクルージングでも長くライフラフトなしでは行けなかった沖縄本島も規制緩和で沿海装備でOKになった。でも欲を出して宮古島までとなると近海になるのでラフトは要る。ラフト不用のエリアでも、もし遭難したらと考えたら、浮器につかまり救助を待つか、ラフト上で濡れずに待つかで天と地の違いはある筈、もし、ボクに充分お金があったらラフト派になりたい・・・。

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by pac3jp | 2009-03-27 18:39 | ヨットの艤装と艤装品  

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