シーコックやスルハルのお掃除は・・・
ハーバーに係留保管中のヨットやボートはすぐに出港できる便利さはあるが、油断すると、水生生物に格好の棲家を提供しているような状態になってしまう。
フジツボ君は今、冬眠中?なのでシンクやトイレの排出口などがフジツボで詰まってしまって使えないなんて事はないが、暖かくなってくると防汚ペイントを塗り忘れた小さいスルハルや、きっちり奥まで塗れてなかったスルハルにはフジツボが入り込み、ちゃっかりと棲家にしてしまう。
ボクも以前、洗面器の排水口がフジツボで詰まってしまい使えなくなったので上部のホースを取外し、長い棒で掃除したことがあった。まぁ、夏だと潜って船底から掃除すれば問題ないが、潜るのは絶対嫌だと思う人はこの上の図のように船内からお掃除できるシステムに変えてみたらいかがですか。
こんなことでもマリーナに上架を依頼すると結構な料金を請求されますよ。もったいない!
工作のポイントは只一つ、必ずウオーターラインより上に掃除用の開口部を設け、作業が終われば必ずキャップをしっかり閉めるようにしておくことだ。
パーツも特別なものは要らない。図のチーズは既製品ではないが、普通のチーズにタケノコが2個とニップルが1個で代用できる。
でも、基本は上架して船底塗装するときにスルハルの奥までしっかりと防汚塗料を塗っておくことだが、細い筆で塗っても塗り残しはでる。ヨット業者の仕事を見ていたらスルハルやシーコックの内側はボルボの金属用防汚スプレーを奥まで吹き付けているようだった。こっちのほうが効果があるように思うが、さて、どうでしょうかね。
by pac3jp | 2009-02-12 15:40 | ヨットの艤装と艤装品